N0NAMEが語るライブへのこだわり、乗り捨ての車一台で上京してからの5年間

-そんなマンガみたいなストーリーを経て、2017年に結成されたN0NAME。そこから5年経ってここまで来たことには、どんな感慨を持たれていますか?

SHOJI:すごく濃い時間を過ごしてきましたけど、あっと言う間の5年だった感じもしますし、上京したときは5年も東京に居れると思わなかったんですよね。いろんなことがあったし、途中で名古屋に帰っていてもおかしくなかったと思うので、ここまで続けられていることは……自画自賛になっちゃいますけど、凄いことだなと思いますね。

ATSUYA:まだまだここからですけどね。

SEIRA:僕は途中加入だからまだ2年半ぐらいなんですけど、それでも個人的にいちばん長く続いているグループなんですよ。楽しいことも悔しいこともすべて共有できるメンバーが集まっているから、今まで活動し続けられているし、これからも長く続けていけるだろうなと思っています。

-今、NONAMEはどんなグループになっていると思いますか?

Toki:今、新しい取り組みとして「シーンをつくる」という作業をしようと思っていて。その為に今年の夏にも初めて主催ライブイベントをメンバーみんなで企画したり、それに向けてダンス&ボーカルグループだけじゃなくバンドの人たちとも対バンして仲良くなったり、かつて名古屋で一緒にやっていた人たちと再び交わってみたりして。僕らはとにかくライブが好きなので、同じようにライブが好きで、ライブが格好良い人たちが好きなんですよ。なので、ジャンルで縛るんじゃなくて、ライブに対する熱い魂を持っている人たちと新しいシーンをつくっていきたいと思っているんですよね。だから、今のN0NAMEはすごく勢いが増していると自分でも感じています。めっちゃ熱いです!

-10-FEET主催の「京都大作戦」じゃないですけど、ジャンルレスに自分たちが熱いと思うアーティストを集めて、ひとつのシーンとしていろんな音楽やライブの魅力を届けていく。それを牽引するグループになっていこうとしていると?

Toki:まさにそれがやりたいんです。僕らはロックもレゲエもヒップホップも好きですし、ダンス&ボーカルグループでありながらバンド的なマインドも持っているし、人として良い奴ら、面白い奴らの集まりだし、ライブもヘンに格好付けずに人間らしさを出しまくっているので、そういう熱いライブを体現している人たちの輪をどんどん広げてひとつのシーンにしていきたいんですよね。

Rolling Stone Japan 編集部

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