Eストリート・バンドとの6年ぶりツアーについて―6年近くもフルのロックコンサートを開催していません。来年2月のステージが待ち遠しいのではないでしょうか。BS:その通りさ! Eストリート・バンドと早く一緒にステージに立ちたい。2025年には、彼らとの50周年を迎える。これまで一緒にやってきた中で最高のバンドだ。完全に俺たち流のサウンドが出せる。俺の後ろではマックス(・ワインバーグ)がドラムセットに座り、ロイ(・ビタン)がキーボードを弾く。そしてゲイリー(・タレント)がベースを持ち、スティーヴ(・ヴァン・ザント)とニルス(・ロフグレン)のギターが俺の横に立つ。それからパティ(・スキャルファ)も。全員が揃う。きっとすごく素晴らしいステージになるだろう。
―次のツアーでは、ホーンセクションやバックコーラスも同行しますか?BS:そうだ。だから、今回のアルバムの曲もできる。
―エド・マニオンやカーティス・キングらが参加した、2014年のラインアップでしょうか?BS:ほぼ同じだと思う。多少は入れ替えもあるだろうが、ほぼ一緒だ。
―『Western Stars』の収録曲もセットリストに入れる予定はありますか?BS:1曲はやるかもしれないが、Eストリート・バンドが前面に出たロックコンサートになる。ファンもそれを望んでいる。俺もそうだ。結局はそうなると思う。
―前回彼らと一緒に回ったツアーでは、4時間を超えるコンサートもありました。今回もそうなるでしょうか。それとも次のツアーでは少し自重しますか?BS:あれは成り行きだった。予定していた訳ではない。「今夜は4時間やろうぜ」などとバンドには言えない。きっと彼らは「なんてこった」と言って俺をにらみ付けるだろう。メンバーも、俺が声をつぶしてステロイド治療している姿など見たくないはずだ。彼らは、3時間半を超えると俺が無意識にどんどん突っ走ってしまうことを、よく心得ている。でも俺としては、3時間近くはやりたいと思っている。
―セットリストについては、まだ決めていませんか? あなたのコンサートでは、セットリストがよく変更されますが、基本となる曲目については考えているのでしょうか。BS:あらかじめセットリストを作って、バンドのメンバーと共有しているよ。初日のリハーサルはセットリスト通りにやるが、2日目からは違うことをしているだろうね(笑)。
―リハーサルは来年1月に始まるのでしょうか。BS:その通り。
―ツアー初日はものすごく盛り上がるでしょうね。実に久しぶりのEストリート・バンドとのコンサートです。90年代にバンドが活動休止して以来の、長期にわたるブランクでした。BS:素晴らしいステージになるだろう。Eストリート・バンドとまたステージに立てるのを、今から楽しみにしている。