iScreamが語る、恋愛ソングの説得力、歌とダンスのスキルアップ、SG5を通して見えてきた海外

SG5からのフィードバック

—RUIさんはSG5でも活動されていますよね。SG5はグローバルのマーケットを目指すという点で、ある種戦略的にやられているのかなと思いますが、iScreamは、現在進行形の等身大の3人の魅力があると思っていて。RUIさんはSG5をやっているからこそ、iScreamの強みを実感することも多いのかなと思いますが、どうですか?

RUI:iScreamとSG5の活動は自分の中でも全然違うなって思います。SG5は先輩方に囲まれて、Blood Popをはじめ、海外の有名なアーティストさんと絡ませていただく機会が多く、毎日が刺激的で、そもそものスケールの違いをアメリカに行くたびに肌で感じています。でもiScreamは、メンバー3人とスタッフさんで何回も話し合って、デビュー当時から掲げている夢に向かって着実に歩いていこうとする作り方なんです。SG5の活動と並行してこういう時間がもっと大事になっていくんだろうなとか、それがパフォーマンスにも繋がるんだろうなと思って、どちらの環境も大事で好きだからこそ、SG5にいる時の自分は、よりiScreamの3人分の想いを感じられているなと思います。iScreamは、メンバー自身の「自分たちで発信するぞ」っていう想いや熱意が強くて、すごく頼もしいです。3人しかいないからこそ、夢に近づくために速度を上げていかないといけないので。どちらの環境にもそれぞれのやり方があって、特にiScreamは自分たちで一つひとつ作っていく作業になるので、大変だけど大事だなって思っています。



—RUIさんがSG5で活動していることで、iScreamのアピールにもなりますよね。

HINATA:本当にそうですね。デビュー当時から世界を目標としているので、SG5からも「iScreamのRUI」っていう認知度を高めて、一歩違う場所にiScreamっていうグループ名が広がればいいなって思います。すごくありがたい環境で、私たち自身も応援していますし、そこからiScreamにとっても得るものがあればいいなって思っています。

—SG5は海外に向けてやるってはっきり色分けされているので、2人も応援しがいがありますよね。

HINATA:そうですね。RUIがSG5の活動をしてくれていることによって、自分たちiScreamの色がより分かりやすくなりました。RUI含む他のSG5のメンバーさんたちとも近くで接することも多いので、私は両極で違う色を持っているRUIをすごく尊敬します。iScreamも世界に行きたいと言ってはいるんですけど、まだ現実的ではない部分もあるなかで、RUIがいることによってそれを夢のままにさせないっていうか。多分、RUIがSG5にいなかったらまだ夢のままなので、それが少しでも現実になるんじゃないかって思わせてくれたことは、iScreamにとって大きな出来事だったんじゃないかなと思います。

—3人で歌って踊る女性グループでは、イギリスでFLOも人気ですよね。サマソニで来日しますが。

YUNA:確かに。同じ3人組ですよね。

—3人グループって他にあまりないから、武器になるんじゃないですか。

YUNA:そうですね。FLOもそうだと思うんですけど、iScreamは3人とも個性が強いので、それを強みにしていきたいと思っています。海外でダンスしながらボーカルするグループも増えてきたじゃないですか。そのなかで日本の子たちは、歌を歌いながらダンスする“自分”が好きなんじゃなくて、音楽をダンスで楽しんでいるのが素敵だなと思って。iScreamはそういうグループになりたいと思っています。ダンスにも歌にも嘘をつかずに、自分達のありのままをお届けする。それこそ愛を叫ぶじゃないですけど、自分達を包み隠さず叫ぶっていう、iScreamのグループ名にも誇りを持てるので、それを自分達の自信に変えていきたいです。未熟なところはまだたくさんあるので、これからどんどん成長してビッグになっていけるように頑張りたいと思います。


YUNA(Photo by Mitsuru Nishimura)

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