PassCodeが語る、『GROUNDSWELL ep.』で示したグループの本質

昔と今では振り幅が全然違う

―今作を聴いてると、PassCode全部盛りというか、「PassCodeってこういうグループだよね」っていうものが全部詰まってるから、「いよいよ再びPassCodeが動き出すぞ」みたいな印象を受けます。

有馬 確かに、コロナ禍がちょっと収まってきたタイミングでPassCodeらしい歌も入りつつ、バチバチなところもありつつっていう曲が出ることで、曲をちゃんと聴きたい人と曲に合わせて自分を解放したい人の両方を楽しませることができると思うので、ここでこのEPが出るっていうのは素晴らしいことだと思います。

―ご時世的なものとタイミングが合ったところはあるかもしれないですね。

有馬 しかも、意図せずですよ。

大上 たしかに、『REVERBERATE ep.』に入ってる「NOTHING SEEKER」みたいにちょっとおちゃらけた雰囲気があったり、歌にもおふざけな声が入ってたりわちゃわちゃ感があったけど、今回はアルバムとEPで作品の形態は違うけど、なんか『ZENITH』みたいな 雰囲気を感じるかもしれない。全曲真面目っぽくない? あんまりおふざけが入ってないっていうか。

南 the PassCodeやな。

―『ZENITH』の頃にこの曲が出てるかって言われたら絶対にそんなことはないわけだから、ちゃんと進化しつつthe PassCodeになってるという。

南 PassCodeっていうグループの幅が広がりましたよね。「MISS UNLIMITED」でメジャーデビューしてもう7年経つけど、そのときに「PassCodeっぽい」って言われてたものと、今「PassCodeっぽい」って言われるものの振り幅が全然違うと思います。

>>後編に続く

<INFORMATION>


『GROUNDSWELL ep.』
PassCode
USM
発売中
配信リンク:
https://umj.lnk.to/groundswell_epTP

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