ベンソン・ブーンが語る、愛する人との別れを歌った「意味ある」一曲

Benson Boone(Photo by Dennis Leupold)

アメリカ・ワシントン州出身のポップ・シンガー、Benson Boone(ベンソン・ブーン)。2021年に出演したオーディション番組「アメリカン・アイドル」ではケイティ・ペリーほか審査員たちをうならせる歌唱力でメディアからの注目を集め、同年リリースされたデビュー曲「Ghost Town」以来、順調にアーティストとしてのキャリアを積むベンソンだが「音楽の旅はまだ始まったばかり」と話す自身の心持ちからは音楽に対する向上心が伝わってくる。1月にリリースされた新曲「Beautiful Things」は自らの経験と感情が生んだ賜物で、ソーシャルメディアでも人気沸騰中だ。この春にはデビュー・アルバム「Fireworks and Rollerblades」のリリースとワールドツアーを控える彼の興奮に満ちた今の心境を聞いた。

―はじめまして。

インタビューを始める前にちょっと見て欲しいんだけど、このお菓子知ってますか?(取材陣に「フェットチーネグミ」のパッケージを見せる)オンラインで見つけて80個オーダーしたんですよ。めっちゃ美味しくて、毎日食べてます。日本のキャンディーはアメリカのより断然美味しいね。それだけ先に伝えたくて……改めて皆さん、どうも!

―それでは早速、始めましょう(笑)。まずはご自身のアーティストとしてのキャリアについて聞かせてください。音楽を始めたのはいつですか?

高校生の時ですね。歌を始めたのは今から4年前で、作曲を始めたのは2年半くらい前からかな。初めて書いたのは「Ghost Town」で、僕のアーティスト活動の中で初めてリリースされた曲です。それ以来、自分の作詞作曲のスキルは上がってきているとは思いますが、キャリアとして、そしてサウンドづくりとしての僕の旅は始まったばかりで、まだまだビギナーです。

―主にピアノで作曲されているとのこと。ピアノを始めたのはどういった経緯で?

僕には4人の姉妹がいて、彼女たちはピアノのレッスンを受けていたんですね。僕自身はレッスンを受けたくなかったから、最初は彼女たちが弾いているのを見ているだけだったんですけど、後に僕もやることになって。確か15歳くらいのときだったかな。でもその時はピアノを弾く機会というのはそんなになくて。歌を始めてから、よく弾くようになりました。ピアノを弾きながら歌っていると心地よくて。なので、大体の曲はピアノで作っていますね。「Beautiful Things」はピアノソングではないけれど、作曲自体はピアノからです。

Rolling Stone Japan 編集部

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