2011.11.10 00:00
バイオフィリア
“ニュアンスが熱を生むのよ”と、 ビョークはまるで、秘技を打ち明ける魔女のように歌う。「ミューチュアル・コア」におけるその一文は、彼女の8作目を覆う不気味な繊細さを、実によく捉えている。オルガン、湿っ ...
2011.11.10 00:00
ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ
サイケデリックなユニオン・ジャックのようなギター、ストリングスとリヴァーブに包まれ、彼は完全に回想モードに入っている。サージェント・ペッパーとT・レックスを彷彿とさせるアレンジに、ピンク・フロイド風に ...
2011.11.10 00:00
夏の一部始終
サンプリング・ベースの音楽を発表してきた清水民尋のソロ・プロジェクトが、全曲でベースを弾いている曽我部恵一を含む、バンド編成のアルバムをリリース。ひとりで音楽を作り続けることで、ここ数作では自家中毒に ...
2011.11.10 00:00
ハロー・サッドネス〜さよなら勇気、悲しみよこんにちは
ウェールズの男女混成バンドの新作。「ユー!ミー!ダンシング!」と狂騒的に賑やかだったデビュー時から、作品を重ねる毎に徐々にシリアスな作風に傾いているなと思っていたけれど、前作に引き続きジョン・グッドマ ...
2011.11.10 00:00
モンキータウン
80年代のシンセ・ポップにルーツを持つ無数のインディ・ロッカーにとって、その時代のもうひとつの先進的なジャンルであるテクノを聴くのは、一種の気晴らしだ。モードセレクターはグルーヴを最小限に、しかし音の ...
2011.11.10 00:00
インニイ
2008年末、活動休止直前にロンドンで行われたライヴを収めたCDとDVDによる2枚組。どちらも聴き応え、見応え十分だが、やはり特筆すべきはアーケイド・ファイアの作品でも知られるヴィンセント・モリセット ...
2011.10.08 00:01
ネヴァーマインド 〈デラックス・エディション〉
1991年の秋に『ネヴァーマインド』が耳に飛び込んできた時は飛び上がりそうになった。それはまるでカー・ラジオで爆発する手榴弾で、何か(80年代? ヘア・メタル?)の終わりか、何か(オルタナティヴ・ロッ ...
2011.10.08 00:00
ザ・レス・ユー・ノウ・ベター
ジョシュ・デイヴィスの新作における、気の狂いそうなブレイク・ビートのコラージュと思慮深いダウン・テンポのジャムは、1996年のデビュー作『エントロデューシング』を思わせる。その完成度があまりにも高かっ ...
2011.10.08 00:00
DocumentaLy
耳なじみのよいサウンドがはびこる日本のロック・シーンにおいて、サカナクション山口一郎の異物感と言語感覚は、頭ひとつ抜きん出ている。DFA周辺を中心としたダンス・ロック勢やミニマル・テクノを飲み込みつつ ...
2011.10.08 00:00
BIG BANG ATTACK
まずは前作から1年足らずで、これだけのボリュームの作品を作り上げたということに驚き。ヴァンパイア・ウィークエンド風アフロ・ポップの「思春期」から、10分間におよぶサイケデリック・ジャムまで、楽曲もこれ ...