ー国内外のファンからは、実際にどんな反響がありました?LuLa:結構、「辞めちゃうの?」という声も確かにあるんですけど、みなさん勘の良い方が多くて、「これはもしかしてアップロード中なんじゃないの?」っていうコメントがあったりしました。
RiRi:「これはニューバージョンになるんじゃないか?」とか、「プロモーションかな?」とか、結構鋭い方もいました。5分5分ぐらいかな?
LuLa:日本の方も外国の方もそういう方がいましたね。どちらにしても「待っててね!」、みたいな気持ちではあります
(笑)。
ーファンとアーティストがお互いに楽しんでいる感じですね。<FEMM ver.2.0>への変化は具体的にどんなところにあるのでしょうか。RiRi:一番わかりやすいのは、動きの部分です。今まではカクカクした動きだったり、ちょっとロボティックな感じだったんですけど、インストールしてみたら、自分たちでも驚くほどスムーズに動けるようになりました。これで表現の幅も広がるし、今までは人間ってどういうものなんだろう? ということをマネキンの視点で学んできたんですけど、人間の気持ちにもう少し近づけたり、人らしさってどういうものかなって学べている気がします。
LuLa:自分たちの言葉でしゃべることも今回が初めてなので、そこも今までとは大きく違いますね。今まで代弁してくれていたエージェントの彼女たちもすごく私たちのことをわかってしゃべってくれていましたけど、より自分たちの言葉で発信できるようになって、こうしたインタビューの機会も自分たちの言葉で伝えられるようになったことが一番大きいと感じてます。
Photo : Tatsuro Shimizuーマネキンから人間に変わったというわけではないんですね。LuLa:そうです。マネキンから最終的に人間になるかもまだわからないので。どんどん人と触れ合う中で、自分たちの気持ちに刺激を受けて行って、最終的に共存していくというのが一番の目標です。その中で、経験を踏まえて蓄積された自分たちの気持ちとかがアップロードされていって、進化した感じです。