FEMMが明かす、マネキンから人間へのバージョンアップの真相

ーではEP『404 Not Found』についても教えてください。シングル2曲だけを聴いても、以前の曲たちとはトラックの雰囲気や精度が変わって、すごく緻密で複雑な曲になっていると感じました。どんなプロデューサーたちと作った作品なのか紹介してもらえますか。

RiRi: 例えば、そういう若くてすごく才能のある女性たちに特に今回はオファーして、トラックを作っていただきました。Diana Chiakiさんという、モデルやDJでも活躍されている方(「Play By The Rules」)や、YUAちゃん(「Bury Me [ with all my $$ ]」)とか。可憐な感じの見た目からは想像できないトラックを作ってくれて。女の子だけど、こんなにかっこいいものを作れるんだよっていう、ガールズパワーを大事にしたかったです。あとは、イギリスからPC MUSICからリリースしていたDanny L Harle(「Peach」)が参加してくれてます。

LuLa:今じゃないかな、ということで今回は外れてしまった女性プロデューサーの方もいたので、女性陣に関してはそのお2人になっています。最初にアルバムを出してから結構経つんですけど、自分たちの伝えたいものをずっと探してきて、今やっとここで“どこにもない自分たちの音楽”という意味で、今回『404 Not Found』という言葉をEPのタイトルやプロモーションに使って、どこにもない音楽を発信しようって思えたんです。その決心通り、新しい音がたくさん入っているので、そういうところを楽しんでほしいです。

ー今はすごくボーダーレスで発信できる時代ですが、日本の文化を伝えていこうという意識はしていますか。

RiRi:日本文化というのは私たちもすごく大好きで、今までもラバーの着物を着てみたりとか和風のダンスをしてみたりとか、そういった部分はすごく大事にしています。

LuLa:海外のプロデューサーやトラックメーカーの曲を歌っていたとしても、私たちが歌うとやっぱりJ-POPになると思うので。MADE IN JAPANはすごく強いのかなって思います。

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