ガンズ・アンド・ローゼズ結成秘話 アクセル・ローズを巡る当事者たちの証言

結成当初のガンズ・アンド・ローゼズ(Photo by Paul Natkin/Getty Images)


ハリウッド・ローズの結成

トレイシー・ガンズ:半年ぐらい経った頃、「ビルはいいな。奴を入れてバンドを組んだらハノイ・ロックスみたいになるぜ」って話になって、「そりゃ最高だ!」ってことになったのさ。

クリス・ウェバー:その頃アクセルはロサンゼルスに住んでいて、ラピッド・ファイアーってバンドで歌っていた。でも、彼はしばらくしたらインディアナの実家へ帰るんだろう、と思っていた。

イジー・ストラドリン:奴はロサンゼルスに落ち着くまでに、2〜3度は行き来していたからね。

トレイシー・ガンズ:結局アクセルはインディアナから出て来たんだが、イジーの元カノだったジェーンの所に転がり込んでさ。その頃イジーは俺と一緒に住んでいたから、ややこしい感じだった。

クリス・ウェバー:イジーとアクセルは何ていうか、運命共同体みたいなもんだな。外から見ているとそんな感じだった。俺だったら、あんな2人のような関係は無理だ。俺はロサンゼルス生まれで、奴らはラファイエットの田舎育ちだからだろうな。

ローラ・レインジョン(ロサンゼルス在住のグルーピー):イジーと私はダウンタウンのバスステーションでアクセルを拾って、彼が住んでいたホイットリーのアパートメントまで送ったの。私は初めて彼の髪を切ったわ。ロスへ来た時の彼は、赤い髪をずいぶん長く伸ばしていたのよ。

クリス・ウェバー:ある時イジーに、アクセルが住んでいたホイットリーまで連れて行かれた。フランクリンのすぐ北側だ。エレベーターの入り口に引き戸が付いているような古いアパートメントだった。俺たちは屋上まで上がって、屋根の上を歩いて行った。すると、屋根の上で日光浴しているやけに肌の白い奴がいた。焼けつくように暑い日で、そいつの肌の白さだけが印象に残っている。そしてイジーに、「こいつがビルだ」と紹介されたんだ。

ロブ・ガードナー(Dr/L.A.ガンズ、ハリウッド・ローズ、ガンズ・アンド・ローゼズ):そうやってハリウッド・ローズが結成されたという訳さ。



クリス・ウェバー:最初のバンド名はAXLだった。誰が思い付いたか知らないけれど。少なくとも俺ではない。多分アクセルだろう。でもその時はまだアクセルとは名乗っていなかった。バンドで一緒にやっている時に、奴をアクセルなんて呼んだことはないと思う。俺にとって、彼はいつでもビルだ。そうして、俺とイジーとビルでスタートしたのさ。その後、仲間内で少し揉めた時に、イジーがビルに「喧嘩は止めてバンドを続けようぜ」となだめようとした。でも彼は「名前が悪い。AXLって名前ではもうやりたくない」って言い出したんだ。

そこで俺たちはローズと名乗るようになった。でも輸入盤のショップへ行った時に、どこかの国にローズというバンドが既にあることがわかったのさ。だから結局、ハリウッド・ローズを選んだ。バンド名に関してはすったもんだあった。まるでスパイナル・タップみたいにな。

Translated by Smokva Tokyo

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