―「See C Love」は冒頭のベースの音を聴くと明るくてファンキーな曲かと思いきや、曲が進むにつれてどんどんダークな印象を受けます。作曲をしているのはヴォイスの塾長さんでYUIさんのプロデュースなども手掛けている西尾芳彦さんですね。この曲はどうやってできたんですか。
Moto:もともと、西尾先生が書いていた曲を、Chilli Beans.が編曲したんです。結構ガラッと変わってるんですけど。
Lily:この曲は、一番最後のギターソロとか、ギターとベースの絡みのセクションを作りたいというのが軸になっていて。
Moto:レッチリだよね。
Lily:そう、レッチリっぽいことに挑戦したくて。
Maika:たぶん、Lilyのギターは(ジョン・)フルシアンテの要素も、私のベースはフリーの要素も入っていて。これは一緒に作ったのではなくて、それぞれ家にいてリフのアイディアとかをリモートでやり取りしつつ、全部くっつけて完成しました。
Moto:結構、挑戦してる曲ですね。
Lily:サウンドも、どうしてもファズを効かせたくて、それを中心に考えて作りました。
―思いっきり歪んでますもんね(笑)。これこそ生ドラムを使いそうな曲ですけど、これは打ち込みなんですよね?
Maika:これは打ち込みですね。
―歌詞はどんなテーマで書いたんですか。
Moto:これは、虚無感というか、「人生に疲れたな」とか思ったりしたときに、それをそのまま書いちゃってもいいんじゃないかなと思って。堕落した感じとかをありのまま書きました。