Surrounded By Enemiesが語る、楽曲に込めた等身大な葛藤

Surrounded By Enemies



―なるほどです。あと今作を聴いて強く感じたのは、変に強がったり気取ることなく、赤裸々で真摯なメッセージを全面に出ているという点です。英語と日本語で歌詞を書き分けている部分も影響はしているかと思いますが、その点はいかがでしょうか。

YUYA:先ほども話しましたけど、あくまで等身大の自分だったり、ありのままの自分を歌詞に込めています。例えば1曲目の「Peter Pan Syndrome」では「地獄みたいな1年と4か月」という歌詞がありますけど、ここはコロナ禍について歌っています。4曲目で「Under the Sky」で「RESTART」という言葉を使っていますが、この曲はNHK盛岡放送局「いわチャン」のテーマソングに使われた曲です。東北の震災から10年経って、もう一度力強く歩き出したいという気持ちをこめて使ってますね。実際に自分が出会った出来事とかをアイデアにしている部分はあります。

―大学を卒業されてからの経験なども、ある意味ではフィードバックして歌詞を書かれている部分もあったり?

YUYA:うーん……正直に言えば、社会人として働いているときの自分とバンドマンとして音楽をやっている自分、心の中に自分が2人いる状態になって、どうしても比較してしまうんですよね。「自分の居場所はどこなんだろう? やりたいことはなんだろう?」と葛藤する時期が一時期ありました。コロナ禍で活動がうまく進まない焦りみたいな気持ちもありましたし、今回の楽曲はそういう葛藤の気持ちがかなり入っています。ネガティブな話になっちゃいましたけど、アルバムを通してポジティブなメッセージを届けられていたら嬉しいですね。

―今後の展望や目標などがあればお願いいたします。

YUYA:最近AbeKenに誘ってもらってNOISEMAKERのライブを観たんです。コロナ禍のなかでなかなかライブを観れていなかったんですけど、ライブ一本分が一つの作品のように感じられて、「僕らにとっての一つのゴールはこういうライブができることだな」と感じさせてくれたんです。NOISEMAKERは北海道の札幌から地道にがんばってきたバンドで、自分たちと重なる部分が多いなとも思いますし、僕らはまだまだ若いバンドですが、いつかああいうライブができるようにならないといけないなと、強く思いました。それは一つ目標ですね。

FUJiTOR:僕はYUYAみたいに憧れの存在みたいになりたいというのはあまりないですね……「いしがきMUSIC FESTIVAL」のメインステージに立つとか?

YUYA:確かに。地元バンドとしてメインステージ「ISHIGAKI STAGE」のオープニングアクトとして立つことができるんですけど、自分たちはまだ立ったことがないんです。一番近くて達成したい目標かもしれないですね。フェス自体で強烈な記憶があるわけではないですけど、大学の時に八食サマーフリーライブでSiMと出会ってもの凄く食らったことがあって、そういう意味でもやはり出たいなというのはありますね。

FUJiTOR:「いしがきMUSIC FESTIVAL」は中学の時に初めて観て、まずまさか自分が出れるようになれるとは思っていなかったですし(笑)。これまでにサブステージのほうに2度出演させてもらいましたけど、こうしてバンドをやっていくなら、地元のフェスのメインステージには出たいですね。



<リリース情報>



Surrounded By Enemies
2nd フルアルバム『NewtroGrade』




発売日:2021年12月15日(水)
価格:2200円(税込)
品番:EGGS-068
レーベル:Eggs
=収録曲=
1. Peter Pan Syndrome
2. in sight
3. ONE ROOM
4. Under the Sky
5. The Ad-v-Erse
6. September
7. Out of Control
8. UPSET
9. FUTURE

Surrounded By Enemies 公式HP:https://artist.aremond.net/sbe/

Rolling Stone Japan 編集部

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