「神使轟く、激情の如く。」が理想を叫び続け、デビュー4年で叶えた初武道館公演

神使轟く、激情の如く。

“神使轟く、激情の如く。”(以下、神激)が2022年3月30日、日本武道館にて単独公演「-宣戦布告-」を開催した。結成3年半にして立った武道館公演をレポートする。

会場近くには、開花した桜を眺める多くの人たちが集う中、“神使轟く、激情の如く。”のアドトラックが光り輝き、武道館へ向かう観客たちを出迎えた。定刻を5分ほど過ぎた19時5分、客電が落ちた会場に色とりどりのサイリウムが光ると、赤い照明とともにサイレンの音が鳴り、オープニングムービーが流れる中、白い衣装に身を包んだ、二日よいこ、生牡蠣いもこ、三笠エヴァ、TiNA、涙染あまね、実久里ことのの6人が1人ずつ登場した。

オープニングは、公演タイトルにもなっている「宣戦布告」。マニュピレーターのGODちゃんが音出しをし、バンドサウンドをベースに、シンセサウンド、ヴォーカル、デスボイスが組み合わさったメロディアスな爆音の楽曲が会場を包む。実久里ことのが「この曲は、私たちが初めて出した楽曲です。声を出し続けて、サイレン鳴らし続けて、この曲は武道館に届いたぞ!」と想いを載せると、観客たちはサイリウムを揺らしてその想いに応えた。

「3月30日、俺たちみたいな異端児についてきてくれた歌舞伎者がこんなにいることを嬉しく思います。ありがとう! 他じゃ味わえへんものがあるからここにおるんやろ? 純度100%のオリジナル」と三笠エヴァがアジテートし、ドラムンベースが地を揺らす「神奏曲:テンペスト」、高速テクニカルなギターリフが加わる「青瞬螢詠」と駆け抜けた。

Rolling Stone Japan 編集部

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