吉田拓郎の軌跡を辿る 歴史を変えた曲「結婚しようよ」から名コンビ誕生まで



1970年11月発売、吉田拓郎さんの1stアルバム『青春の詩』から「イメージの詩」。シングルは70年6月に発売になりました。この曲は、当時も広島フォーク村のステージで歌われておりまして、その頃聴いた人によると、歌詞が20番以上、30分くらいあったと言われています。70年の4月に広島フォーク村のアルバムが『古い船をいま動かせるのは古い水夫じゃないだろう』が出ました。このタイトルは、「イメージの詩」の中の歌詞から取られていますね。そのアルバムの中からエレックレコードが勝手に「イメージの詩」をシングルカットして出してしまった。拓郎さんが「そんなものをなんで出すんだ」と抗議をしたら、エレックレコードが「じゃあ、アルバムでデビューしたら」ということでデビューになったというエピソードがあります。この「イメージの詩」は拓郎さんが20歳の時に書いたと言われています。「これこそだ!」と信じられるものがこの世にあるだろうか? この問いかけは、今でも胸に響く普遍的な歌であります。

Rolling Stone Japan 編集部

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