吉田拓郎の軌跡を辿る 歴史を変えた曲「結婚しようよ」から名コンビ誕生まで





「まにあうかもしれない」は、作詞が岡本おさみさんです。ニッポン放送の番組で出会った放送作家です。岡本さんが作詞ノートというのを作っていて、それを拓郎さんに渡して、その中から拓郎さんが気に入った詞に曲をつけた。岡本さんは職業作詞家ではありませんから、言葉の並びとか無視して自分の思ったことを散文的に書いてるわけですけど、拓郎さんがそこにメロディーを付けると、こんなに自由な気持ちいい歌になる。そんな代表的な例ですね、アルバム『元気です。』は15曲入ってまして、その中に6曲、岡本さんの作詞があって、名コンビが誕生しました。そのアルバムの中に、2人の書いた大ヒット曲「旅の宿」もありました。この話は来週も続きます。

Rolling Stone Japan 編集部

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