iScreamが語る、シングル制作の裏側、EXILEからの刺激、ワンマンへの決意

「Catwalk」の魅せる要素

—今回リリースする2曲入りのシングル「Catwalk」は、『i』で「iScreamはこういうグループです」という名刺がわりのアルバムを出して、その次どうなるんだろう?という点でも大事な作品ですよね。

YUNA:「Catwalk」は、m-floのTaku(☆Taku Takahashi)さんが手掛けてくださったんですけど、実際にレコーディングするときもTakuさんがいらっしゃって、ディレクションをしてもらいながらやらせていただきました。歌詞に“雨の日もIt’s ok”とかってあるように、 自然と明るい気持ちにさせてくれる楽曲です。ファンの方々もこの曲を聴いてから学校に行ったりするという声も多くて、これから先、自分たちが歌い続けていくなかで、何回も勇気をもらう楽曲になるんだろうなって感じてます。

RUI:初めて聴いたとき、元気をもらえる曲だなと私も思って。あとこの曲は片寄涼太さんが主演されてるドラマ『運命警察』の主題歌にもなっていて、それもうれしいですし、iScreamを多くの人に知ってもらえるきっかけの曲でもあるんですよね。「Catwalk」は私たちらしい曲だと思いますし、ファンの皆さんから「元気をもらってるよ」って言ってもらえるのを聞いて、やっぱりこの楽曲にはパワーがあるんじゃないかなって思います。

HINATA:個人的にはイントロとアウトロの“iScream、iScream、iScream…”ってところが気に入ってます。私たちの武器としているハモリやハーモニーをお見せできることはもちろんなんですけど、「iScream」っていうグループ名が歌詞に入っていると、より自分たちの曲としての思い入れが強くなるというか。「これがiScreamです」ってことを全面に出している楽曲だと思います。



—Takuさんとは曲に関してどんなイメージを話し合ったんですか?

HINATA:80年代の雰囲気を出したいとおっしゃっていて。それをiScreamが歌ったり踊ったりするとどうなるのか、パフォーマンスの部分の話も含め、Takuさん自身がいろんな話に加わってくださいました。

HINATA:私たちは歌って踊れるって武器がある分、そこはちゃんと見せていきたいけど、でもただガツガツ踊るというよりは、ちゃんとこの曲の雰囲気に合った振りにしたいっていうTakuさんの思いもあったので。それを振り付け師の方も理解してくださって、振りをつけてくださいました。

—コーラスとハーモニーが随所に出てくる、パワフルなグルーヴ感はiScreamにしか出せないところだし、でもそういう強さだけじゃなく、さっきHINATAさんが言ってた「iScream」っていう歌詞がトレードマーク的に入ってるのも今っぽいしかわいいですよね。

YUNA:「Catwalk」はポジティブなフレーズが多くて明るい楽曲だと思うんですけど、私はこれまでの曲を通して「声が力強い」って言われることがすごく多くて。それを武器としている部分もあるので、“気持ち次第で未来は変わるから”というフレーズはパンチを効かせて強く歌ったりしました。“見せよう魅せよう見せよう”のところはHINATAとYUNAでハモってるんですけど、「見」と「魅」で漢字と意味が違うので、歌う際はその点を合わせるようにしました。

RUI:もう一曲の「恋するプラネット」は歌詞を見ていただいてもわかる通り、キャッチーでかわいいカタカナの単語がいっぱいミックスされていて、90年代っぽい要素と、全員が10代っていう私たちの「今」の部分がうまくマッチしている曲だと思います。HINATAが「amour」ってフランス語を使ってたり、YUNAも「Wifi」って単語を使ってたり、「ダーリン ハニー」って単語も出てきたりして、それぞれの単語に対してのみんなの声のサウンド感が違うので、聴いていてすごく楽しいです。仕掛けがたくさん入ってる曲だから、歌詞でもいろんな発見をしてもらえると思います。

HINATA:「Catwalk」は、歌詞の意味をメインで考えて歌った感じです。語りかけるような言葉が多くて、「運命なんてあるんですか?」とか喋り口調の歌詞が多かったので、実際に自分が喋るときにこういうふうに言われたら心が動くな、って意識して歌に取り組みました。「恋するプラネット」の方は、さっきRUIちゃんが言ったように歌詞が面白いので、耳で聴いたときに面白いメロディだと感じられるように、声質だったり仕掛けるポイントを自分で作っていきました。

—どのへんで仕掛けてるんですか?

HINATA:今回ラップ調の歌が多かったので、皆さんが聴いて耳に残りやすいように、というか、つい口ずさんじゃう感じが出るように意識しました。遊びたくなるというか、ラップを真似したくなる歌手の人っているじゃないですか。そういうイメージでやりました。例えば私の“ありがとWifi”のところも普通に歌うんじゃなくて、上がったり下がったりして。3人ともそういう遊びのテイストを加えながらやったのがすごく面白かったし、レコーディングは3人とも超ノリノリでめっちゃ楽しかったです。

RUI・YUNA:楽しかったね!

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