大倉士門が語る、芸能界をマイペースに生き抜く秘訣

陸上部に所属していた中学時代、部室の壁に「どうせやるなら日本一」という言葉を飾っていた大倉。「どうせ好きになるなら、とことんまで極めよう」というのが彼の今も変わらぬモットーだという。

「例えばうちにいるホウシャガメは、世界でいちばん美しいと言われているリクガメの中でも日本一美しい子なんです。だから爬虫類展や、見ず知らずのペットショップに足を運んでも『ひょっとして、“あの”大倉さんですか?』と、マニアや専門店の方から声をかけていただけるようになって(笑)。そういう時は、やっぱり発信していて良かったと思いますね」

実は大倉、1年ほど前からInstagramにサブアカウントを開設し、カメや魚など自分の趣味だけを延々と投稿し続けている。現在310名ほどのフォロワーは、爬虫類や魚類のマニアばかり。おそらく彼らのほとんどは、テレビタレントとしての大倉士門を知らないだろう。



「『流行っているから』とか、『みんながやっているから』とかで中途半端に始める趣味ほどつまらないものはないですよね。別に流行っていようがいまいが、人が興味を持とうが持つまいが関係ない。だって、『僕にしか分からない魅力』って、たまらなくないですか? どんなに貴重なリクガメを見せても『あー、可愛いですねー』で話が終わってしまうことばかりなんですけど、だからこそ自分にしか分からない魅力を感じて高揚感が半端ない。シュノーケリングをして珍しい魚に出会えた時は、自分だけの宝物を見つけた感覚というか。僕しか知らないよさ、魅力、気づかないこの宝の輝き、これ以上の人生の充実はないかもしれないですね」



大倉士門
表参道でのスカウトをきっかけに読者モデルとなる。Popteenの「中高生が選ぶ好きなモデル」第1位を獲得。2016年には『イタズラなKiss THE MOVIE』シリーズで映画初出演。ほか出演作に「便利屋エレジー」「トモダチゲーム」シリーズなど。

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