Nothing's Carved In Stoneが語る、この時期だから大切にしたい「根本的なこと」

Nothing's Carved In Stone(Courtesy of Nothing's Carved In Stone)



独立して一番変わったこととは?

―たっきゅんは独立に関してはどんな動きだったんですか?

村松:細かいことは真一に任せがちでしたね。知らない間に真一と社長とマネージャーのグループラインができてて、そこで話が進んでるっていう(笑)。でもそっちの方が手っ取り早かったんだと思うし。そういう細かい事務的なことは結局やってもらってるんですけど、ただ、俺たちは今自分たちだけでお金を稼いで、自分たちで回していて、それがすごく気持ちいいんですよね。一蓮托生の感じがバンドっぽいし。実は独立する前は俺と真一は事務所に所属していたけど、他のメンバー(日向 秀和と大喜多 崇規)は事務所に所属していないっていう状況だったんですよ。二人はフリーランスだった。なので、事務所からの扱いもメンバーごとに違ったし。このバンドを動かしていく意思決定の部分で各々バランスもとってたし、意地もあったし。そういうのが一回フラットになってバンドをやれてるのが本当に良いです。で、今ようやく全ての意味でバンドになれた感じです。それが本当にいい効果で、気楽だし、責任感もあるし、楽しめてます。

―独立して自らのレーベル「Silver Sun Records」も立ち上げ、そこから音源をリリースして来てるわけですが、何が変わりましたか?

生形:一番環境が変わったのはミュージシャンとしてですよね。好きなスタジオを使えるようになったから。今までは事務所にスタジオがあったので、事務所で雇ってるエンジニアさんがいて、俺らは10年間その人たちと事務所のスタジオでレコーディングしてたんです。独立してそれを選べるようになったのはすごくよかったですね。そして音も劇的に変わりました。

―勝手知ったるのもいいですけど、自分たちで選べるのは普通に考えていいことですよね。

生形:そうですね。多分そういうところでもみんなストレスがあったんですよね。いつも同じ人とやるとか、毎回同じ場所でやるっていう。アルバム9枚作ったから10年間で9回同じことを繰り返してたわけなので。

―たっきゅん的にはどうですか?

村松:やっぱり音が変わりましたよね。環境が一番大きな変化で、それは本当にメンバー全員が言ってますね。「Beginning」っていうシングルから新しい環境になったんですけど、本当に何もかも違いましたね。曲を作るのに、エンジニアさんが目指す音というか音作りの癖みたいなものってかなり影響があるし、その影響がナッシングスには結構強かった面もあったんです。ナッシングスのひとつのキャラクターになってたというか。それが変わって正反対の人と組んだんです。それでナッシングスが最近やりたかった音の作り方とか奥行きとか、そういうものに近づける感じだったから、そこはよかったなって思います。あと、そのエンジニアさんがわりとフランクになんでも言ってくれる人なんですよ。例えば『拓それ、もっとこっちの歌い方のほうがいいんじゃない?』とか『ギター、もっとこっちの音のほうがいいんじゃない?』とか、俯瞰したプロデューサー目線で、しかも同じものを見てレコーディングしていけるタイプの人で。それもすごくよかったですね。

―では独立して良いことづくめ?

村松:うん。だったと思います。

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