Tani Yuukiが語る、「Myra」がTikTokで大ヒットするまでの音楽人生と未来

-ちなみに、最初のデビューが頓挫してしまってから、Tani Yuukiとしての1stシングル曲「Myra」の大ヒットまでは、自身の体感としては長い道程でしたか?

想像していたより早かったです。見つけてもらえないことがあるのも知っていますし、そういう意味では、僕は本当にツイていたと思っていて。もし「Myra」がバズらなかったとしても、楽曲の配信は続けていく予定だったんです。それまで弾き語りでオリジナル曲を上げていたんですけど、ちゃんとアレンジして整えて出したら反応が違うんじゃないかと思って、それをTikTokに定期的に投稿していこうと。それの第一弾が「Myra」だったので、いきなりここまで伸びるとは思っていなかったんです。



-「Myra」がそこまでバズった要因って何だと思います?

よく聞かれるんですけど、ぶっちゃけ分からないんですよ(笑)。皆さんが考察してくれている通り、タイトルにインパクトがあったんじゃないかとか、僕の今の基本スタイルでもある語尾を揃えているところが心地良かったんじゃないかとか、リズムやコードに中毒性があるんじゃないかとか、僕もそれぐらいしか分からなくて。でも、その中のどれかの理由でインフルエンサーの方が動画に使ってくれた。いろんなアーティストの方がカバーしてくれたのも大きかったと思いますし。

-錚々たる先輩アーティストたちにカバーされていますよね。あの流れに対してはどんな気持ちになりました?

褒められ慣れていないのと似ているところがあって、やたら「ありがとうございます!」みたいな反応をしても媚びを売ってるみたいになるし、どう反応していいのか分からなかったんですよ(笑)。でも、EXILEのNAOTOさんが「Myra」で踊られていたり、僕が学生時代にテレビで観ていたヒーローみたいな方々の動画に自分の曲が使われているのは嬉しかったですね。地元の友達に自慢したくなっちゃうぐらいの衝撃はありました。

Rolling Stone Japan 編集部

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