MINMIが語るデビュー20周年の歩み、5年ぶり開催のフェス「FREEDOM」への想い

ー次にアルバムをリリースするときには10枚目の作品、ということになると思うのですが、現在、すでに次作のアイデアはありますか?

MNM:今は単発のシングルをリリースしているところなのですが、それをアルバムにまとめるかはまだ構想中です。アルバムを期待してくださっているファンの方もいるので、何かしらまとめたいなと思っているんですけど。でも、やりたいことが多いから一枚のアルバムに収まるのかな、とも思っていて。音楽的に新しいことをやりたいなという思いも強いので。

ーコロナ禍を経て、MINMIさんの活動においてもいろんなことが変化したのではと感じます。特にファンの方との付き合い方や距離感はガラッと変わったのでは?

MINMI:はい。SNSもそうですが、ライブ配信を始めてからグッとファンの方との距離が近くなりましたね。ライブ配信を通じて、投げ銭的なものでお客さんから直接応援をいただくのですが、始めはやっぱり抵抗がありましたし、距離感が近くなることに関しても良くも悪くもどっちの側面もあって。でも、そこにすごく可能性が広がっているとも感じました。今回、これまで私が開催してきたフェス「FREEDOM」をクラウドファンディングでやろう! と最終的に決断したのは、やっぱりファンの方の声のおかげです。「あなたの夢を応援しています」と言ってくれている人たちが近くにいることが分かったから。今までは(ファンの方と)距離があって、コンサート会場でも物理的な距離があった。私もカッコつけてたし、憧れの存在でいたという感じ。でも、おひねりみたいな投げ銭を頂くようになって、憧れというよりはもっと親近感を覚えてもらえる関係性になれました。だから、フェスに対しても「こういうことをやりたいけど、やれない」という状況などを伝えて、「直接的に支援します!」って言ってくれるファンの方と交流することができた。ファンの方たちはお客さまでもありますけど、今や「一緒にエンターテイメントを作りませんか」という意志で結ばれた仲間のような感じです。



ーコロナ禍を経た今だからこその関係性とも言えるかもしれませんね。

MNMI:最初は戸惑いもありましたけどね。でも、20年前に私がやりたいクリエイティブとスタッフとの間にギャップがあるなと感じていた私からしてみたら、そのギャップが一番ない場所がここなのかもしれないです。

Rolling Stone Japan 編集部

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