×純文学少女歌劇団が語る、謎を呼ぶミステリー調ミュージカルとライブで描く未来

ー続いて、こなつさん。

白雪リンゴ/わだこなつ:私は大学在学中に芸能界に興味を持って、オーディションを受けて舞台活動などをしていまして、大学卒業と同時に事務所に所属してからはモデルとして広告やテレビCMに出演させて頂いていたんですけど、そんな中で事務所から「こういうオーディションがあります」と教えてもらったグループが×純文学少女歌劇団だったんです。それまで舞台やグループのオーディションを受けたことは全くなかったんですけど、事務所から「これも経験だから」と送り出された感じだったんですよね。なので、正直、自信はなかったし、歌とかダンスとかやってこない23年間だったので、すごく不安だったんですけど、有難いことに受け入れて下さって。そこからは歌とダンスを死ぬ気で、23年間サボってきた分……。


白雪リンゴ/わだこなつ

ーその道を歩んでこなかっただけで、サボっていたわけではないですよね(笑)。

白雪リンゴ/わだこなつ:私、地元が福島で、ずっと自然の中で伸び伸びと育ってきたので、今は結構タイトで「うわぁぁ!」ってパニックになっちゃうこともあるんですけど(笑)、みんなに支えられ……られ?

赤家野アン/橘二葉:られながら!

一同:(笑)

白雪リンゴ/わだこなつ:私、こういう取材も初めてなので……「ボイスレコーダー向けられてる!」と思ったら緊張しちゃって(笑)。

ー続いて、みのりさん。

桃園モモ/高橋みのり:生まれは静岡。そこで育ちまして、高校生のときに音楽をやりたいと思ったんですけど、歌がヘタだから音楽の専門学校で勉強しようと東京へやってきました。それで「Perfumeさんみたいに踊って、AIさんみたいに歌うんだ!」と意気込んでいたら、先生に「それは無理だ」と(笑)。それで「おまえはアーティストじゃない。アイドルになれ」と言われ、初めてアイドルのオーディションを受けて地下アイドルになったんですけど、そのグループが9カ月で解散してしまいまして、そこからは怒涛のフリーター生活が始まり、“いきなり!ステーキ”で一生懸命働いていました。そんな中でラストアイドル1期生のオーディションを受けたんですけど、書類審査も通らず落ちてしまいまして。そのあともいろんなオーディションを受けつつ、ラストアイドル2期生のオーディションに「もう1回チャレンジしよう」と思って受けて、最終的にラストアイドルに入ることが出来たんですが、惜しくも悲しくも2022年5月31日に活動終了していまいまして。


桃園モモ/高橋みのり

ーようやく受かったのに活動終了してしまったと。

桃園モモ/高橋みのり:そのときは「もう芸能界は無理だ」と思っていたんですけど、いろんな人と話していく中で「アイドルじゃなくタレントとしてやってみたら」とアドバイスを受け、バラエティ番組が大好きなので、そっちの方向で頑張っていこうと。ただ、事務所の方とお話をしたときに「いろんなことがしたい」とお伝えしたら、×純文学少女歌劇団であれば演技も歌もやれるし、バラエティ方面は個人でもやれるし、どっちもできるよと言って頂きまして。ラストアイドルのメンバーも受けるし、ワクワク胸がときめき「やろう!」と思って今ここにいます。

ー続いて、愛梨さん。

有栖川アリス/山本愛梨:私は幼い頃からアイドルが好きで、根暗でひきこもりがちな子供だったんですけど、家の中ではAKB48さんを観て「うわぁ!」と盛り上がっていて。AKB48さんが出演している番組は録画して、それを何回も観返したりしていました。それで、自分も地元で歌やダンスを習って、アイドル活動もするようになって。不登校気味な子供だったので、AKB48さんが歌って踊っている姿を観ているうちに逆に「ステージに立ちたいな」と思うようになったんですよね。なので、アクターズスクール広島に入学して、そこからラストアイドルに入ることになりました。今はもう活動終了してしまったんですけど、すごく楽しかったですね。根暗のひきこもりだったから学校とかで素の自分を出せない分、アイドルとしてダンスで発散したりして。


有栖川アリス/山本愛梨

ー今はもうひきこもりじゃないですよね?

有栖川アリス/山本愛梨:今は……休みの日はひきこもってます(笑)。でも、以前よりは外に出て遊ぶし、喋れるようになったし、×純文学少女歌劇団の活動も楽しいし、毎日がハッピーです。

Rolling Stone Japan 編集部

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