甲田まひるが語る22歳の今を記した初アルバム、一番の手応えと理想

甲田まひる(Photo by 雨宮透貴)

甲田まひるが、1stフルアルバム『22』を2023年7月12日にデジタルリリースする。

ドラムに石若駿、ベースにマーティ・ホロベックを迎えたヒップホップ曲「Ignition」、テレビ東京系ドラマ24『今夜すきやきだよ』主題歌「CHERRY PIE」の他、TinyVoice,ProductionのプロデューサーSUNNY BOY参加の「Snowdome」、UTA参加の「Take my hands ~君となら~」「M」など、さまざまなアーティストが参加した、ドープかつポップな全13曲入りの作品となっている。また、本作では作詞でいしわたり淳治も参加。甲田の造形深さと愛情に満ちた音楽愛と、第一線で活躍する音楽家たちの化学反応が、22歳になったばかりの彼女を新しい世界へと誘う初々しくも完成された本作について、甲田に話を訊いた。

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ー少し前になりますが、22歳になられたということで、お誕生日おめでとうございます。

甲田:ありがとうございます!

―22歳を迎えて、気持ちの変化はありますか?

甲田:毎年あまり実感がないって言っているんですけど、今回は21歳のときから22歳のテイで曲を書いていたので割と浸透している感じはあって。とはいえ、ただ年齢が変わっただけではあるので、大きく変わったことはないです(笑)。

ーなぜ今回、アルバムタイトルを『22』にしようと思ったんでしょう。

甲田:去年の冬くらいに、アルバムを出そうって話が出たんですけど、絶対『22』ってタイトルにしようと思っていて。元々「2」って数字が1番好きなんです。年齢で「2」が並ぶのって、おそらくこれが最初で最後じゃないですか? あと、後に内容がブレないテーマにしたかったというのもあります。1作目のアルバムなので、これくらいわかりやすいほうがいいのかなと思ったんですよね。

ーこれまでシングルがメインでしたが、アルバム制作は向かい合い方で違いはありましたか。

甲田:あの曲があるから被らないようにしようとか、バランスを考えて作る部分は違いましたね。特に「M」という曲と「Ame Ame Za Za」デモのテンポは今より大分遅くて、一つの単語を繰り返すサビだったんです。でもその直後に完成した「M」がリフレインするサビだったので、似ないようにガラッと変えてみたり。単曲だったら違っていたのかなとか思うと、アルバムならではだなと感じながら作っていきました。

Rolling Stone Japan 編集部

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