w.o.d.が語る新しい挑戦と手応え、『BLEACH』から受けた影響

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今年のw.o.d.はすごい! 2月にw.o.d.初のZepp単独公演を収録したライブ盤『Live in Tokyo 2022』と、4月に中野雅之(THE SPELLBOUND、BOOM BOOM SATELLITES)をプロデューサーに迎えたシングル『My Generation』をリリース。大型フェスの出演やツアーも精力的におこなう一方、日本テレビ『バズリズム02』内の「これがバズるぞ!2023!」では上位にランクインしたほか、CDショップ大賞の『関西ブロック賞』にも選出された。急速に知名度を広げているw.o.d.が、今夏はTVアニメ『BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-』のオープニングテーマを担当することに。今回のインタビューは、7月9日に先行配信リリースする新曲「STARS」の話をメインに、上半期の活動についても振り返った。

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─まだ7月ですけど、今年のw.o.d.は話題に事欠かないほどのご活躍ですね。

サイトウ:ありがとうございます。俺らは今までと変わらず楽しくやっていますけど、外からの印象はいい意味でちょっとずつ変わってる気がしますね。

元良:あと、ライブがめっちゃ良くなってるよね。

サイトウ:そうね。

元良:今年の頭から良かったもんな。1月にSIX LOUNGEとスプリットツアー(『PEAKY BLINDERS』)で6箇所を回ったんですよ。

サイトウ:確かにアレはよかった!

元良:生まれ変わったらSIX LOUNGEの誰かになりたい。本当にそれくらい、いいんですよ、あいつら。1月のツアーですごく高めてもらいました。SIX LOUNGEという、滑走路に乗せてもらった感じがします。その推進力がまだ続いてるかもしれないです。

サイトウ:個人的には4月に出した「My Generation」で、中野雅之さん(THE SPELLBOUND、BOOM BOOM SATELLITES)と一緒に作品を作れたのは大きかったですね。マジで憧れの存在やったんで、スタジオで一緒に「うんうん」言いながら曲を作ってるのが不思議やったんです、ずっと。未だに中野さんは現役バチバチやし、昔からの研ぎ澄ましまくったナイフを、今もずっと隠し持ってる感じがあるんですよ。そのナイフがチラチラ見えるんです。めちゃくちゃいい人で、優しくて、その一方で、プロフェッショナルなアーティストとしての信念も鋭さも持ち続けている。それもカッコいいと思ったし、未だに誰も見たことないモノを探してるというかね。ほんまに、めちゃくちゃ刺激を受けました。

元良:中野さんも、俺らと会って嬉しそうにしてくれていたのが、すごくありがたかったよね。「My Generation」は中野さんだけじゃできないことを一緒にやれたと思うし、曲作りで一緒に葛藤してもらえた感じがしたし、その1つひとつが嬉しかったです。

サイトウ:ミックスも中野さんがやってくださったんですけど、最終ミックスを確認するために中野さんのお家にお邪魔したら、もうやつれていて(笑)。その音源はほぼ完成品と同じ感じで「めっちゃカッコいいです!」と言ったら「本当に? うわあ、よかった」って。それが嬉しかったし、ずっとそのマインドでやってるんやなと思って。ほんまに最高でしたね。

Rolling Stone Japan 編集部

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