YOASOBIのAyaseが語る「NEX_FEST」への想い、ブリング・ミー・ザ・ホライズンの音楽的魅力

「ブリング・ミー・ザ・ホライズンとこうやって一緒にやれる日が来るなんて、俺ら頑張ったな」

—Rolling Stone Japanで前回Ayaseさんに取材したときって、2021年11月だったんですけど、そのときに「K-POPが世界に広がっていく中で、J-POPも大きな枠を世界で勝ち取れる兆しが見えてきた気がするから、海外に向けて面白いことをしていきたい」って話をされていて。そこから2年弱ぐらいが経って、今年の「アイドル」の反響や「Head In The Clouds」のフェス出演とか、有言実行されてきてるなと思います。でもAyaseさん的にはまだ足りないという感覚はありますか?

Ayase:やっとスタート地点に立った感じです。むしろ自分、2021年時点で「J-POPに可能性が見えてきた」とかって言ってたんだなと思って、生意気なやつだなと思いました(笑)。今年は「アイドル」で一つ扉を開いたと思いますし、それをもってビルボードで1位を取ったり、海外からオファーをもらえる機会が増えたりはしているので、やっと参加権を得たような気がしています。ここからどうしていくかが一番大事で、行けるタイミングで行かないと開かないと思ってるので、慎重にはなりつつ大胆に攻めていきたいです。世界中に名を轟かせられるか。この1、2年が勝負だと思ってます。



—この間も韓国の音楽番組「M COUNTDOWN」に出てましたよね。どうでしたか?

Ayase:こだわりがすごいなと思いました。カメラの画角もそうだし、セットに対してもそうだし、一つひとつにめちゃめちゃこだわってて、スタッフの数もすごく多い。ここからニューカルチャーを発信していってるんだなって感じました。



—先日リリースしたEP『THE BOOK 3」では、単独ライブやサマーソニックでも披露していたインタールードも作品に収録したことで、EPのフォーマットにYOASOBIの魅力が凝縮されていて、それがすごくいいなと思いました。

Ayase:基本的にはシングル単発で出し続けているので、アルバムのために新曲を何曲も書いて、新しいアルバムとして出すことは毎回はしてないですけど、曲が並んだときに、ライブを観てるのと近い感覚があるというか。僕らがやってるのはストーリーミュージックなので、そういったストーリー性が連なることで、今までと違った聴こえ方や見え方ができるのが面白いところだなと思ってます。やっぱりアルバムっていいなって思いますね。



ーNEX_FESTに話を戻すと、Paleduskも出るんですよね。

Ayase:PaleduskのボーカルのKaitoに関しては、彼が中学生ぐらいのときに、僕が当時やっていたバンドのライブに遊びに来てくれてた後輩だし、ギターのDaisukeは一緒に何度もお泊まりしたり、バーベキューしたりしてた、16〜17歳ぐらいからの友達なんです。「ブリング・ミー・ザ・ホライズンとこうやって一緒にやれる日が来るなんて、俺ら頑張ったな。熱いよな」って、よくLINEで話してます。

—いい話です! 当日はいろんな客層が入り混じったオーディエンスになりそうですが、NEX_FESTを楽しみにしている人たちに向けて、Ayaseさんからコメントを最後にいただけますか?

Ayase:もちろんラウドミュージックを愛している人たちの中にもYOASOBIを好きだと言ってくれたり、普段から聴いてくれている人もいると思うので、そういった方は何も心配せずに楽しんで見てください、僕らカマしますんでって気持ちです。その一方で、僕らのことを全く知らない人たちに対しても、僕らが一番デカい音を出すんで、よろしくお願いしますって気持ちです。全く負けてると思っていないし、むしろ同じミュージシャンとして、音楽を志す愉快な仲間の一人として、みんなで最高のフェスにできたらいいなって思っています。

<NEX_FEST>  *SOLDOUT!
●開催日程:11月3日(金・祝)  OPEN 10:00 / START 11:00 
●会場:幕張メッセ 
●出演アーティスト: 
BRING ME THE HORIZON / BABYMETAL / YUNGBLUD / マキシマム ザ ホルモン/ YOASOBI / I PREVAIL  
PALEDUSK / CVLTE / 花冷え。/VMO / KRUELTY / Alice Longyu Gao

オフィシャル・サイト:http://nexfestjapan.com/ 
企画・制作・招聘:クリエイティブマンプロダクション




『THE BOOK 3』
YOASOBI
ソニー・ミュージックエンタテインメント
発売中

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