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Rolling Stone Japan 編集部
約50年間世界のカルチャーシーンを牽引し続けている米「ローリングストーン誌」の日本版。
2011.04.09 00:00
ファム・ファタール
ブリトニー・スピアーズは、ポップ・ミュージックにおける隠れた前衛芸術家だ。数年にわたって、批評家は彼女を細い声の役立たずとして切り捨ててきた。けれども「ベイビー・ワン・モア・タイム」におけるキーボード ...
2011.04.09 00:00
HoSoNoVa
1973年の名作、『HOSONO HOUSE』の1曲目だった「ろっかばいまいべいびい」によく似たアコースティック・ギターの爪弾きで始まる、38年ぶりの全曲ヴォーカル・アルバム。はっぴいえんど以来の共演 ...
2011.04.09 00:00
Do Whatever You Want All the Time
ボルチモアのカルテットはこの3作目を、輝くドローンのタペストリーとアフロ・ポップのギター、サイケデリックなデジタリアを、アニマル・コレクティヴのファンがフィッシュ・ヘッズと一緒にマリファナを吸っている ...
2011.04.09 00:00
Here Before
70年代のCBGB全盛期における偉大なギター・バンドのカムバック作の幕開けとなる「ノーバディ・ノウズ」で、グレン・マーサーは“もう一度始めるには遅すぎるかい?”と問いかける。“ファック、ノー”が明白な ...
2011.04.09 00:00
Smoke Ring for My Halo
ボブ・ディランやジョン・メレンキャンプ、ルー・リードといった先駆者たちが、麻薬を吸った後で受話器越しに呟けば、フィラデルフィアのカート・ヴァイルのように聴こえるだろう。この4作目ではストーナー風の霞が ...
2011.04.09 00:00
ギヴィング&レシーヴィング
普段は地元ワシントン州の離れ小島で環境保全活動をしているという夫婦を中心とした6人組が、メキシコ湾の原油流出事故に胸を痛めながら、スウェーデンの山小屋で曲作りをしたという本作。ローズ・ピアノの洗練され ...
2011.03.10 00:01
R.E.M.
「マイケル・スタイプが、今さら何を欲しがるのか?」と不思議がっている人たちのために、スタイプはR.E.M.の15枚目のアルバムで、彼のウィッシュ・リストを読み上げることにした。“ホイットマンよ、誇りを ...
2011.03.10 00:00
New Album
ナイン・インチ・ネイルズとの海外ツアーや、オール・トゥモローズ・パーティーズへの出演でも知られる日本のストーナー・ロック・トリオが、あえて“Jポップ”に歩み寄った、あらゆる意味で地雷と言えそうな作品。 ...
2011.03.10 00:00
セヴェラル・シェイズ・オブ・ホワイ
J・マスキス“初の”ソロ! バックにザ・フォッグを従えたバンド(ソロだと認識してた……)、ドラムスに徹するウィッチ、一時期は事実上ほぼガイデッド・バイ・ヴォイセズだったコブラ・ヴェルデのメンバーとのス ...
2011.03.10 00:00
ブラック・グラス
サン・ルイス・オビスポでM・ウォードと組んだバンドを振り出しに、グランダディやポートランドのミュージシャン、デヴェンドラ・バンハートとの交流も知られるカイル・フィールドのワンマン・ユニット=リトル・ウ ...
2011.03.10 00:00
コンスタント・フューチャー
ブルックリン・シーンの隠し玉(?)の5作目。元来はフィードバック・ノイズとエレクトロ・パルスまみれの、超ド性急なアヴァンギャルド・エクスペリメンタル・ノイズ・ポップでスタートした彼ら。しかし、プロデュ ...
2011.03.10 00:00
Wounded Rhymes
アバが世界的になって以来、スウェーデンはポップの楽園であり、隙のない完璧なフックの工場だったが、リッキ・リーはちょっとした変わりダネだ。彼女のセカンド・アルバムは奇妙なポップの宝石で、ガレージ・ロック ...
2011.03.10 00:00
ウィー・アー・ニュー・ヒア
“黒いディラン”の異名を持つ路上の吟遊詩人ギル・スコット・ヘロンが昨年リリースした13年ぶりの復帰作を、ロンドンのクラブ・シーンの新鋭、ザ・エックス・エックスのジェイミーがリミックスした異色のコラボ盤 ...
2011.03.10 00:00
一
二階堂和美のプロデュースやロック・バンドとのコラボでも知られる異色のラッパーが、アコースティック・ギターを手にした弾き語り作品集。たまを思わせるような飄々としたヴォーカルで、何気ない日常の風景をスケッ ...
2011.03.10 00:00
レット・イングランド・シェイク
すべてのブリティッシュ・ロック・スターは、英国の歴史と神話に基づいた、彼らのヴァージョンの『レッド・ツェッペリンⅢ』を作る。通常それは田園風の祝祭や、五月祭りにおけるドルイド教の踊りを意味する(聴け、 ...
2011.03.10 00:00
James Blake
イギリスのダンス・ミュージックがソウルフルなシンガー・ソングライターを生み出すことは滅多になく、グライムのマーヴィン・ゲイもジャングルのジョニ・ミッチェルもいなかったが、ダブステップと呼ばれるロンドン ...
2011.03.10 00:00
サマー・ハート
カリフォルニアの大学で文学を専攻していたという弱冠23歳の青年マイキー・サンダースは、ウィリアム・S・バロウズが使ったカットアップの手法を、自身の音楽にも応用した。キラキラと散りばめられた電子音と、夢 ...
2011.03.10 00:00
ブルースでなく
「レイモンド・スコット」ならぬ「レイミントスコット」で幕を開ける、29曲のお座敷ムード・ミュージック集。細野晴臣やジム・オルークも唸ったという本作の生みの親は、岸野雄一との活動や、映画『わたしは猫スト ...
2011.03.10 00:00
ザ・ピープルズ・キー
ブライト・アイズの2002年の傑作『リフテッド・オア・ザ・ストーリー・イズ・イン・ザ・ソイル、キープ・ユア・イアー・トゥ・ザ・グラウンド』で、コナー・オバーストがエモ界の詩人として、そして新しいディラ ...
2011.03.10 00:00
ザ・キング・オブ・リムス
デジタル配信にて急遽リリースされた通算8作目。8曲37分というコンパクトさのせいか、最初から最後まで一気に聴き通せるも、構築された音そのものは実に濃密。刺激的な“リズム”を強調した前半と、じっくり“歌 ...