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Rolling Stone Japan 編集部
約50年間世界のカルチャーシーンを牽引し続けている米「ローリングストーン誌」の日本版。
2011.03.10 00:00
Smart Flesh
このロード・アイランドのバンドは、耳障りなほど古めかしい音色で、傷ついた魂のために、絶望の歌を奏でる。パンプ・オルガンの長いため息と、弓弾きノコギリによるソプラノの振動、そしてシンガー・ソングライター ...
2011.03.10 00:00
ダスト・ボウル
キャリア11年目にして11作目のアルバムをリリースする、ブルース・ロック界のハード・ワーキング・マン。今回はジョン・ハイアットがゲスト参加し、元ディープ・パープルのグレン・ヒューズがフリーの「ハートブ ...
2011.03.10 00:00
ビロング
ニューヨークの中心でギターポップを堂々とかき鳴らした4人組のセカンドは、90年代オルタナ・ロックの数々の名作を手がけたフラッド&アラン・モウルダーという豪華な布陣による制作。結果、サウンドはぐっと厚み ...
2011.03.10 00:00
マインド・ボケ
ボーズ・オブ・カナダに見出された、ヒップホップとフォークとの融合を試みるユニットの通算5作目。インストがメインだったこれまでの作風から、ほとんどの曲でヴォーカルが導入され、中にはハードロックなギター・ ...
2011.02.10 00:01
ロウ・カントリー・ブルース
グレッグ・オールマンのブルースの狼のような唸り声と、ハモンドB3オルガンへの魂の礼拝のような猛突進は、オールマン・ブラザーズ・バンドのエレクトリックな即興演奏そのものである。だから他の様式で、オールマ ...
2011.02.10 00:00
Mine Is Yours
「俺には太陽も月も手に入らない」とコールド・ウォー・キッズのネイサン・ウィレットは嘆くが、それは誤った謙遜というものだ。カリフォルニアの4人組は彼らのサード・アルバムに全力で取り組んでおり、それはまる ...
2011.02.10 00:00
S/T II : コズミック・バース・アンド・ジャーニー・オブ・シンジュ・TNT
ブルックリン発、現在はペンシルヴァニア・ベースの血湧き肉躍る希有なエクスペリメンタル・バンド、嘘かまことか? 北海道雌阿寒岳麓の山小屋そしてデトロイトの廃駅で録音されたという最新作。一昨年の初来日が少 ...
2011.02.10 00:00
ヴァイオレット・クライズ
インディ・ロック・シーンに次々と現れる、現代の魔女たち。“ウィッチ・ハウス”なるジャンルまで誕生して顔色の悪さを競い合っているが、アメリカの名門マタドールが海を越えて契約したのが、デンマークの童話から ...
2011.02.10 00:00
リチュアル
ホワイト・ライズの2009年のデビュー作はイギリスでナンバー・ワンとなったが、それは彼らのムードを大きく変えなかった。セカンド・アルバムにおいても、彼らはロンドンの冬のように寒々しく、ハリー・マックヴ ...
2011.02.10 00:00
Dye It Blonde
シカゴのトリオの2作目は、デヴィッド・ボウイなら“完全にバンバン”と言うであろう、きらびやかなグラム・ロックの、強烈な爆風だ。自宅録音による2009年のデビュー作には汚らしい60年代風のガレージが満載 ...
2011.02.10 00:00
CD
いとうせいこうをメンバーに含む実験的ポップ・ユニットの7作目は、顔文字、ギャル文字、発音記号までも駆使して「文字」と「言葉」の可能性に挑戦した、思考回路が文字化けすること必至の問題作。コーネリアスの『 ...
2011.02.10 00:00
サンキュー、ハッピー・バースデイ
ノスタルジックな旅は未来からの衝撃にもなる? ケイジ・ジ・エレファントはそう思っている。ケンタッキーのバンドの2009年のデビュー作は、パンク、ガレージ、ブルースといった下品で古典的なサウンドと、デジ ...
2011.02.10 00:00
フローレサンス
ニューヨークのドリーム・ポップ・バンドの4枚目のアルバム。前作では抑制された感覚が目立っていたが、今作で一気にポップに突き抜けたという印象だ。ユキ・チクダテ嬢の抜けのいい歌唱とも合致して、実に解放感に ...
2011.02.10 00:00
Content
ギャング・オブ・フォーは年老いた気難しいマルクス主義者で、それを誇りに思っている。1979年の『エンターテイメント!』における反資本主義のパンク・ファンクは何世代ものバンドに影響を与えたが、その表情は ...
2011.02.10 00:00
world record
“コンテンポラリー・エキゾチック・ロック・オーケストラ”の頭文字を取って“cero”。その名のとおり、マーチン・デニー~細野晴臣~サケロックへと流れるチャンキー・ミュージックの遺伝子を、90年代Jラッ ...
2011.02.10 00:00
ミシェル・ポワカール
オリジナル・メンバーをドラッグのオーヴァードーズで亡くしたブルックリンの3人組は、映画『勝手にしやがれ』の主人公の名前を冠したこのセカンド・アルバムでも、ボルチモア時代の友人であるディプロやスパンク・ ...
2011.02.10 00:00
Mother Goose
北海道出身の4人組のメジャー移籍第2弾アルバム。多彩なエフェクトによる暖かく浮遊感溢れるギターサウンドに乗せ、「マザーグース」というタイトルが示すように、「みんなのうた」的な懐かしさを想起させる歌が淡 ...
2011.02.10 00:00
Showroom of Campassion
ケイクは、ベックやウィーザーと同じ90年代のオルタナ変人クラスを卒業しているが、同世代の連中が進化したり死んだりしているのに対し、彼らはおどけたサウンドを鳴らし続けている(ケイクの曲は映画やTVコメデ ...
2011.02.10 00:00
The Party Ain’t Over
ジャック・ホワイトとロック界の元祖お騒がせ娘とのコラボは賑やかで、同時に畏敬の念に溢れている。ジャクソンは73歳にして、「フジヤマ・ママ」のような50年代のロカビリー・ヒットにあった癇癪持ちのオクラホ ...
2011.02.10 00:00
アンダーニース・ザ・ パイン
昨年のデビュー作で幻想的な電子ポップ(「チルウェイヴ」なる呼称も)を展開して注目を集めたコロムビア出身のチャズ・バンディックのソロ・ユニットのセカンド。エレクトロニクスを多用した前作から一転し、生演奏 ...