中嶋ユキノが語る、浜田省吾との出会いと波乱万丈の下積み時代

-実際に「みんなのうた」で流れた『ギターケースの中の僕』を聴いたときはどんな気持ちになりました?

本当にもう嗚咽でしたよ! むせび泣きました! 号泣ですよ、号泣! ささきえりさんが手掛けて下さったアニメーションも物凄く素敵だなと思って。嬉しくて、嬉しくて、もうずっと泣いていました。あと、この楽曲が「みんなのうた」で流れたことによって、私のことを知らない人が「息子と一緒にたまたま「みんなのうた」を観ていたら流れてきて号泣した」みたいなコメントをSNSで発信してくれたんですよね。その人は、純粋にこの楽曲を聴いて涙してくれたわけじゃないですか。ものすごく嬉しかったですね。音楽家としてこの上ない喜びです。

-それもまたユキノさんの音楽人生が報われた瞬間ですよね。

メジャーデビューしてからのこの5年も本当にいろんなことがあったんですよ。「もう自分は曲を書けないのではないか」と思ったこともあれば「もう歌えないのではないか」と思ったこともあったし、やっぱり生きていると苦しいことがたくさんあるじゃないですか。その中でも諦めなかった。夢に向かって「大丈夫だ」と自分に言い聞かせて歩き続けてきた。その日々のすべてが『ギターケースの中の僕』というかたちになっていったんだと思うと感慨深いですね。

-そんな『ギターケースの中の僕』でまたひとつ夢を叶えたわけですが、この先はどんな音楽人生を歩んで生きたいと思っていますか?

私には3つの大きい夢があって、ひとつはメジャーデビューをすること、ひとつは「みんなにうた」を歌うこと、ひとつは日本武道館に立つこと。

-そうなると、残るは日本武道館だけですね。

武道館で自分の楽曲を歌いたいんですよね。それはもう何年かかってもいいから実現したいと思っています。あと、これは夢というより私が歌っている理由でもあると思うんですけど、シンガー・ソングライターとして生きている以上は、これからも自分が作った楽曲をひとりでも多くの人と共有していきたいですね。それが武道館にも繋がっていくと思っています。



<リリース情報>



中嶋ユキノ
『ギターケースの中の僕』
発売中
購入リンク:https://nakajimayukino.lnk.to/JoH1si

=収録曲=
1. ギターケースの中の僕 (NHK「みんなのうた」2021年12月・2022年1月新曲)
2. リスタートライン 
3. 時がたっても 
4. ピアニシモ 

Official HP:http://nakajimayukino.com/

Rolling Stone Japan 編集部

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