歌うだけのガールズ・バンド mzsrzが語る、5人を繋ぐ「歌声」という絆

―2021年に東京WALL&WALLで行われた無観客ライブの映像を拝見したのですが、アルバムで聴いた印象よりも想像以上に感情が激しく表現されているように感じました。ライブではより感情を出そうと考えて歌っていたのか、それとも自然に感情が溢れ出てきたのか、どちらでしょう?

ゆゆん:私は、考えてもいるし無意識でもあるというか、半分半分という感じです(笑)。オーディションのときに、「すごく表情が良かった」と言っていただいたので、それも意識としてあったのかもしれませんが、、自分のパートじゃないところも含めて、曲の主人公になりきっていました。それと、身振り手振りをすることで、自然に感情がバッと出てきた感じです。

実果:私は、ライブで歌っているときに楽しくなっちゃって(笑)。その場にいる人全員と一緒に楽しもうという気持ちで、自然に感情が出ていました。無観客だったことは、すごくさみしいなと思ったんですが、カメラの向こうには観てくださっている人もいるし、その場で撮ってくださっているスタッフさんもいるので、その1人ひとりに向けて歌う気持ちでやっていました。


実果

作山:私は、シンプルに楽しいのと、感謝の気持ちも込めて自然と動きが出てきたんですけど、少しだけ意識していた部分もありました。このライブはオンラインでしか観てもらえないので、その中で何を伝えるかを考えたときに、「ここではこうしよう」とか、自分なりにこういう表現をしようとかを事前に考えておきました。ライブを観たファンの方からいただいたコメントとかを見て、喜んでくださっていたり、繊細な動き1つであっても、心を揺さぶることができるんだという実感を持つことができました。

―バンド編成だったこともあって、演奏はかなりロックな感じでしたよね。「アンバランス」の間奏で、お客さんがいたらヘドバンしそうな場面もありましたけど、自分も思わず激しく踊りたくなったりしませんでした?

作山:それはあるんですけど、ステージが狭かったので(笑)


作山由衣


一同:ははははは(笑)

作山:もっと大きなステージに立てるように、これからも頑張りたいなって思いました。

Rolling Stone Japan 編集部

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