横浜の"ロック"ステーションTVKが音楽シーンに残した功績、兼田達矢と語る

鶴見ハートエイク・エイブリナイト / ダウン・タウン・ファイティング・ブギウギ・バンド

田家:ダウン・タウン・ファイティング・ブギウギ・バンドは1979年12月31日国際劇場で封印宣言をして名前を変える。古い歌を歌わないダウン・タウン・ファイティング・ブギウギ・バンドになって1980年から活動をするようになった。『横浜の"ロック"ステーション TVKの挑戦』には「ファイティング80’s」の出演者リスト、選曲リストが載っております。第1回放送が1980年4月4日、この曲が演奏されていました。

兼田:ええ、そうでしたね。

田家:この「ファイティング80’s」は蒲田の日本工学院で収録されてました。ここには行かれました?

兼田:「ファイティング80’s 」の収録では行ったことなかったんですけど、佐野元春さんも「ファイティング80’s 」にレギュラー出演されていて、1993年か94年に里帰りみたいな感じでTVKのライブ番組を蒲田の電子工学院で収録したことがあったんです。そのときは番組のスタッフでお手伝いさせていただいていたので、日本工学院で歌う佐野元春を生で観ることができました。

田家:番組のスタッフは自分からですか?

兼田:そのときは「ライブy」という番組になったんですけども。

田家:平山雄一のYだ(笑)。

兼田:いやいや、横浜のYだと思う(笑)。まさに平山さんと僕と2人でお手伝いさせていただいたんです。

田家:それは平山さんから「やらないか?」って言われたんですか?

兼田:そうですね。

田家:本の中には、もちろん宇崎さんのインタビューも載っておりまして、その中で兼田さんがお書きになっていたのは「ファイティング80’s」という番組名を宇崎さんが「泥臭い、それはないだろう」というふうに言った(笑)。

兼田:おっしゃってましたね。自分で苦笑いみたいな感じで話されていましたけども。

田家:なんで泥臭いと思ったんですかね。

兼田:「ファイティングってそれをそのままみたいなね」という意味での苦笑いだったと思うんですけどね。

田家:そうか、自分のバンド名をそのまま使ったということで、ちょっと恥ずかしいみたいな感じなんだ。このときの出演者がダウン・タウン・ファイティング・ブギウギ・バンド、佐野元春さん、RCサクセションだった。兼田さんが選ばれた今日の2曲目、RCサクセションで「いい事ばかりはありゃしない」。

Rolling Stone Japan 編集部

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