小田和正特集、PAエンジニア・木村史郎とライブや作品の歴史を語る



田家:この曲は「めざましテレビ」のテーマなのですが、小田さんのコメントがありまして「全国の視聴者と繋がるという制作者の思いと、ツアーで待ってくれて全国の人たちのところに行くんだ、という僕の思いを重ねた」で、まさに今は会いに行っている最中になるわけですね。福島と新潟のコンサートが終わって、どんな空気を感じていますか?

木村:前回と比べてもライブ自体の空気感は変わってないと思うんですけど、やっぱり3年振りになるのでお客さんがすごく喜んでいるかな。

田家:それはPA卓にいらっしゃって、空気が「あ、こういう感じなんだ」という。

木村:そうですね。

田家:歓声は今ないわけでしょ?

木村:声が一切出せないですからね。登場の前のVTRが始まる前から手拍子が来て。映像が始まったらスッと止んで、それでずっと観ていて。小田さんが登場してきたら、拍手がワーっと大きくなります。お客さんの気持ちが出ているんじゃないかなと思います。

田家:史郎さんの中でもそういうのはあります?

木村:淡々とやっているんですけど年取ったせいか、なんか知らないけど。

田家:涙もろくなって(笑)。

木村:そうそう、それはあります。グッと来ちゃうときがありますね。

田家:コンサートの中央PA卓でそんなふうに思いを募らせながら、エンジニアを司っているという方が今日のゲストであります。

Rolling Stone Japan 編集部

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