AnonymouzとFleurieが語る初コラボ曲、真の純粋さ描いた「Pink Roses」

―情景が浮かぶような楽曲ですよね。

Anonymouz:そうですね。主人公の女の子は、好きな人の隣でキュンキュンしてときめいている。相手からはピンクのバラをもらっているのに、なかなか自分の気持ちを伝えられずにいる。いい意味でのもどかしい画を思い浮かべながら、歌詞を書きました。

Fleurie:私がしたいと思うデートをイメージして、私自身をキャラクターに当てはめる感じで歌詞を書きました。

―Fleurieさんがしたいデートって?

Fleurie:先ほどお話ししたように、ブックストアへ行くとか食事へ行くとか、そんなシャイでシンプルなデートってあるじゃないですか。誰かと恋に落ちた時って、美味しいものを食べたり素敵なスポットへ行ったり、そんな贅沢をしなくても相手と一緒にいられるだけで良くて。楽曲を作る上で想像していたのは、シャイな女の子が男の子と出会って、お互いがお互いのことだけを見ている。それでピンクのバラをもらうことで関係性が爆発するイメージです(笑)

―ハハハ。作曲に関しては、どんなことを意識して作られましたか?

Fleurie: 友人のCOLEとZach Nicitaと一緒に作ったんですけど、ともに天才的なソングライターなんですよ。メロディに関してはCOLEがかなり手助けをしてくれました。『Song Land』という、ソングライターが有名シンガーやバンドに曲を書いて、彼らがソングライターたちをジャッジして勝者を決めるっていう、言うなれば『The Voice』や『アメリカン・アイドル』のソングライター版のようなTV番組があって。彼女はその番組のファイナリストの一人で、とっても素晴らしいソングライターなんです。サビの“pink roses”の部分も彼女のアイデアなんですよ。Zachはロサンゼルス在住で、沢山のアーティストに楽曲提供をしているのですが、この曲のストリングスを含む全ての楽器、ストリングス・サウンドを担当してくれました。さらにメロディにおいても、多くのインスピレーションも与えてくれました。

―2人なくしては、この曲は生まれなかったと。

Fleurie:そうです。曲のAメロ部分を書いたのですが、私たちは「とってもクールだね!」と盛り上がっていたら、そこにCOLEが“ピンク・ローゼス”のメロディを乗せ始めて同時に生まれたんです。私たちは歌詞のストーリーに寄り添うような、キュートで遊び心があってハッピーなサウンドを作りました。同時にラジオのサウンドトラックだったり、人々がTikTokで使いたくなるような、聴く人が心地良くなる最高のビートになっています。

Anonymouz:すごく甘いメロディなんですけど、裏のアレンジではサビの部分で深めのビートが入っているので、リズムが取りやすくってノリやすい。楽曲の世界観はもちろん、そのギャップもすごい好きです。

Aya Miyahara

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