AnonymouzとFleurieが語る初コラボ曲、真の純粋さ描いた「Pink Roses」

―せっかくの機会なので、お互いに聞いてみたいことはありますか?

Anonymouz:じゃあ私から良いですか? どのように作曲しているんですか?

Fleurie:歌詞を元にイメージを膨らませることもありますし、リズムだけでメロディがついていないこともあります。時にはメロディがあって「この音は何を語っているのかな?」と探っていく場合もあるので、ソングライティングの方法は毎回異なりますね。

Anonymouz:(※ここからAnonymouzも通訳を介さず、自ら英語でFleurieに話しかける)曲作りの方法が楽曲によって異なるというのは興味深いお話でした。歌詞を先に書くこともあれば、メロディを聴いてそれが何を語っているのかを聞き取ることもあるというのは、私の今後の曲作りでトライしてみたいです! ちなみに、その素敵な歌声は自然に歌っていたら出来上がったのか、試行錯誤して見つけたのか、どうなんでしょう?

Fleurie:とてもいい質問ですね! 現在の歌声に辿り着くまで、長い時間がかかりましたね。レコード会社との契約ではなく、この7〜8年ずっとソングライティングの出版契約を結んでいて。その契約の下、TVや映画への楽曲提供をしていて、シーンに合わせた特定の楽曲依頼を受けているんです。例えば、消防士をテーマにした新しいTV番組があったとして、彼らがいかにして人々を救出するのかというのがストーリーだとします。そうすると私たちはヒーローに関する曲を書くことになる。その大まかなストーリーを経て、誰かのヴィジョンに私の歌声を反映させるのですが、常に(物語の中の)キャラクターを演じることを必要とされるんですよね。しばらくすると、どのキャラクターが私なのか、そのキャラクターがどう感じるのかが分かってくるんです。そこから私自身の音楽を作り始めます。

Anonymouz:あなたの歌声はとてもナチュラルで、まるで物語を語っているようで大好きです。演技をしているわけではなくて、様々なキャラクターの中でご自身のスタイルを見つけている。それはきっと、歌声の中に沢山のストーリーを込めているんでしょうね。

Fleurie:私からも質問したいんだけど、あなたの夢は何ですか?

Aonnymouz:こうしてレコード会社から自分の曲をリリースできることはとても幸せなことで、私が本当に幼い頃から思い描いていたことだったから、人生の目標は一生歌い続けて行くことです。

Fleurie:素敵ですね。

Aonnymouz:もう一つ質問があるんですけど、好きなアーティストはいますか?

Fleurie:私のお気に入りのバンドはコールド・プレイ。

Anonymouz:私も好きです!

Fleurie:お気に入りの女性アーティストはテイラー・スウィフト。ソングライティングについて考える時、クリス・マーティン(コールド・プレイ)と彼のソングライティング、そしてテイラーに対して感謝しているんです。彼らは共にストーリーを曲の中に描きますし、ポップミュージックの歌詞の中に詩を多用することで大勢の人の心に届くんですよね。あなたはどう?

Anonymouz:私もテイラー・スウィフトが好きなので、嬉しいです。

Fleurie:彼女はとってもいいですよね!

Anonymouz:はい! 今年はオリヴィア・ロドリゴをよく聴いていました。彼女もまた本当に沢山のストーリーをシェアしてくれているので。今この2人が私のお気に入りのアーティストですね。

Aya Miyahara

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