ベルウッド・レコード・三浦光紀が語る、西岡恭蔵との出会いからはっぴいえんど解散まで



田家:プロデュースは吉野金次さん。

三浦:吉野さんはあの「プカプカ」のホンキートンクピアノもそうですし、大瀧さんの「乱れ髪」のストリングスアレンジと、何でもできるエンジニアなんですよね。天才エンジニアだと僕は思ってます。

田家:吉野さんはその時はまだご自分の会社とかはやってらっしゃらないんでしょ?

三浦:いや、もうやってました。細野さんの『HOSONO HOUSE』の時から独立しました。

田家:なるほどね。ザ・ディランIIも大阪バンドで、東京のはっぴいえんど、大阪のザ・ディランIIというふうに言われた時期もちょっとありましたね。それと中部博さんがお書きになった西岡恭蔵さんの本が出ましたね。

三浦:いい本でしたね。

田家:恭蔵さんも伊藤銀次さんもそうですけど。はっぴいえんどの解散コンサートで、大瀧さんがココナツバンドで、恭蔵さんは細野さんがプロデュースをするということで紹介されてましたよね。

三浦:あがたさんもそのとき恭蔵さんと一緒に僕の家に居候してましたから。それで恭蔵さんが僕とあがたさんにバックコーラスをやってくれって言って、あがたさんと一緒にやったんですよ。何歌ったか忘れたけど(笑)。

田家:三浦さんはそうやってステージで歌ったことって?

三浦:初めてですよ。大学の時はやってましたけど。

田家:恭蔵さんの曲をもう1曲お聴きいただきます。『ディランにて』から「サーカスの終わり」。

三浦:アンサーソングですね。

Rolling Stone Japan 編集部

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