Aile The Shotaが振り返る2022年 増幅する「愛」の力

Aile The Shota(Photo by Kentaro Kambe)

1月5日にデビュー1周年を迎えた、Aile The Shota。この1年間、3枚のEP、多数の客演参加、海外アーティストへの日本語詞提供など、途切れることなく充実した作品を発表してきた。クラブから野外フェスまで大小様々なステージに立ち、さらには自身のオーガナイズイベントを開催することで、ライブパフォーマンスでも存在感を証明。Aile The Shotaというアーティストはシーンやジャンル、世代、知名度など関係なく、音楽を愛するあらゆる人たちと交わり繋げていく存在であることを行動で示した1年となった。

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そして1月5日には、デビュー曲「AURORA TOKIO」をともに制作したShin Sakiuraとの再タッグで、ニューシングル『Yumeiro』をリリース。この曲の中には、これまで発表した楽曲のタイトルやフレーズなどが散りばめられている。



今回の取材ではAile The Shotaの1年を振り返ってもらった。これからAile The Shotaと出会う人にとっても、1年目のストーリーを知ってもらえる内容になったと思う。Aile The Shotaの音楽とは「愛」の伝染である。大好きな仲間たちと音楽で戯れる喜びをもっとも大切にするAile The Shotaから生み出される音には、聴き手にとっても他者への愛を増幅させる力が溢れている。

—2ndEP『IMA』リリース時に「もう一枚作ったら、今年がどんな1年だったかが見える三作になりそうですね。きっと振り返ると「うわ、すごい1年だな」ってなると思う」と話してくれていたのですが、まさにそのタイミングがきましたね。

完全に言っていた通りになりましたね。1年が早すぎて、濃すぎて。

―3枚のEPをリリースした上に、客演や提供も入れるとすごい数の曲を作りましたよね。

そうなんですよね。ずっと何かやってましたね。ギュッと全部やったみたいな(笑)。

―時系列で振り返っていきたいと思うのですが、まずデビューシングル「AURORA TOKIO」と1stEP『AINNOCENCE』はAile The Shotaにとってどういった作品になったと、今改めて感じますか。

「AURORA TOKIO」がデビュー曲だったことが効いているなと、ライブを重ねるにつれて感じますね。Shin Sakiuraくんと本当にいい曲を作らせてもらえたなと思います。あのタイミングでNenashiさんとやれたこと(「Like This feat. Nenashi」)もorigami PRODUCTIONSさんと繋がるきっかけになったし、hokutoくん(「特別」)とも変わらず繋がりを強く持てていて、全部が今に結びついているので他は考えられないなという感じがします。「白」をテーマに1stで書きたいものを書けたことがよかったし、しかもシティポップで走り出したことでそのあとディープハウスやシンセウェーブを作れたので、いい一歩目だったなと思いますね。あとはたまたま「A」をタイトルの頭文字にしたことが今後効いてきそうだなと思います。そういうことが結構多いかも。振り返ってみたら「あれ? これにしておいてよかったな」みたいなことが、結構ありますね。



―Aを頭文字にしておいてよかった、というのは?

EPを3枚出してて、『AINNOCENCE』『IMA』『LOVEGO』で“AIL”ってきてるので(笑)。

―あー! なるほど!

そうなんですよ。色々「大正解だったな」って、振り返って思います。

—その後3月14日に、BE:FIRSTの楽曲をSKY-HI、Novel Core、edhiii boiとリミックスした「Brave Generation -BMSG United Remix-」をリリースしています。

『AINNOCENCE』の前に「me time -remix- feat. Aile The Shota」でSKY-HIとやって、最近も「Tiger Style feat. Aile The Shota, JUNON, LEO」があったりして、この1年で少なくない数コラボしてきたので、SKY-HIと一緒に進んできた1年という感じがしますね。ずっと手を繋いでるというか、並行して歩いている感覚があります。





—SKY-HIさんの最新アルバム『THE DEBUT』では11曲中3曲にShotaさんが関わってますもんね。

そうなんですよ(笑)。「Bare-Bare」「Brave Generation -BMSG United Remix-」「Tiger Style feat. Aile The Shota, JUNON, LEO」。『THE DEBUT』を聴くと、僕も「うわ、今年めっちゃSKY-HIと曲やってる」って思いますね(笑)。そのおかげでライブにもたくさん呼んでもらって、客演で飛び込むこともやらせてもらえて。やっぱりそういう動きが好きなので、フィーチャリングものは楽しかったなと思います。

―ライブでいうと、2月から始まった『SKY-HI HALL TOUR 2022 -八面六臂-』のオープニングアクトがAile The Shotaにとって初のステージでしたよね。

そうですね。それが最初で、「AURORA TOKIO」の初披露もオープニングアクトのステージだったので。そう思うとSKY-HIと一緒に始まったなっていう感じがありますね(笑)。

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