松本隆トリビュートアルバムを亀田誠治とともに振り返る



田家:ギターは西川進さん、ベースは亀田誠治さん、ピアノは皆川真人さん、トランペット西村浩二さん、サックス山本拓夫さん、トロンボーン村田陽一さん、ドラムは打ち込み、マニピュレーターに豊田泰孝さん。このメンバーは気心の知れた仲間が集まった?

亀田:はい、徹底的にこだわって。松本さんのサウンドは、はっぴいえんどに始まり、ティン・パン・アレー、特に僕は松田聖子さんのアルバムを夢中で聞いてきました。その中の林立夫さん、松原正樹さん、高水健司さんだったり、トップセッションミュージシャンたちが奏でるサウンドというものを、僕が今の時代に責任を持って全頭指揮を執って関わらないといけないなと思っていて。今の時代のティン・パン・アレーを作るつもりでメンバーを集めました。メンバーもファーストコールのミュージシャンとしかやらなかったです。スケジュールが合わないなら待とうよって言って。そうやって作っていきました。

田家:椎名林檎さんのバンドでお付き合いされていたり、Bank Bandで一緒だったりした方達でしたよね。

亀田:本当に気心の知れたメンバーで。あとブラスセクションはスタジオで録っているんですけど、今回はコロナ禍が大きな障害になっていて。なかなか人を集めてレコーディングすることができないというのがあって、データ交換でダビングした楽器もいくつかあったりします。

田家:そういうのを乗り越えて完成したアルバムなんですね。

Rolling Stone Japan 編集部

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