久保あおいが語る、素顔を出す覚悟をした理由「今度は私の歌で救いたい」

ー別インタビューで、お母さんに幸せになってほしいってことも言っていましたが、どうしてそこまで大切に思ってらっしゃるんでしょう。

えーなんでだろう……アーティストになりたいという夢をお母さんも一緒に応援してくれたからこそ、恩返しをしたいなと思って。親孝行したいんです。

ーお母さんとはあまり喧嘩とかしない?

今はあまりしないんですけど、くだらないことで喧嘩します(笑)。本当にお友だち感覚なので。最近お化粧をしているときに「テルーの唄」をよく流しているんですけど、お母さんがリラックスモード入っていると、子守唄になっていると思いますね(笑)。

ー過去リリースしている「反面教師為貴方覇本日怒上昇中乃巻」は、歌ってみたが流行っていたので敢えて誰も歌えないであろう曲を作ってみたそうですね。さっき言っていた他の人と違うことをやりたいという部分に繋がっているのかもしれないですね。

繋がっているのかな? 私も初めてこんなに難しい曲を歌ったんです。もともと考えるのは嫌いだけど、漢字を書くのが好きで。そしたら漢字だけの曲ができて、リリースしたらみんな聴いてくれて。頑張って歌ったかいがあったなと思いました。



ー歌おうと思っても本当に難しいですけど、ライブでできるんですか?

いや、避けたいですね(笑)。

ーあははは。今後、お客さんの前でライブしたい気持ちはありますか?

してみたいです。でも大きいライブ会場で歌いたいとかそういう気持ちはなくて。人を少しでも救えればというのが1番の願いなんです。会場の大きさとかは関係なく、心に響けばなと思っています。

ー終始一貫して、自分のことより、他の人のことが第一なんですね。

あまり自覚はないんですけど、そうなんだと思います。



ー有名になりたいとか、承認欲求を満たしたいって気持ちはない?

あまりないですね。もしかしたら私の歌で命が救われるとか、そういうことがあるかもしれないじゃないですか。私も救ってもらった側なので。その気持ちをずっと心の中に入れておいて、今度は私が救いたいなって思っています。

ーこれまでで久保さんが1番歌に救われた瞬間って、どんなときだったんですか?

気持ちがめちゃめちゃ落ちちゃったときに、いつも一緒にいる友だちがさっき話した「贖罪」を教えてくれたんですけど、その曲で救われたんです。命がすごく重く感じたときに共感する曲を聴いて、気持ちが楽になって。歌って本当にすごいなと思った瞬間でもあったので、いつか自分もそういう歌が書けたり、歌えたりしたらいいなと思います。

ーこの先、どんなアーティストになっていきたいと思いますか?

同じ話になっちゃうんですけど、私も同じような経験があったからこそ、悩んでいる方とか、心が苦しい方に向けて作れる曲をいっぱい作って、少しでも寄り添えられたらいいなと思っています。



<リリース情報>



久保あおい
「独り言」
2022年3月25日配信リリース

久保あおいTwitter  https://twitter.com/kuboaoi_desu
オフィシャルInstagram  https://www.instagram.com/kuboaoi_official/
久保あおいTikTok  www.tiktok.com/@kuboaoi

Rolling Stone Japan 編集部

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