ハリウッドザコシショウが説く「単独ライブ哲学」、ハリウッド軍団公開討論

ー今の話を受けて、みなさん、どういう心境でいらっしゃるんでしょう。

渡辺:僕は単純に耳が痛いですね。

桐野:今日に始まったことじゃないんですけど。

渡辺:耳が痛くても動かないのが我々なので。だーりんずはちょっと違うと思うんですけど。

シショウ:隔月に1回やってるんだっけ?

小田:今は、隔月より短くして3本ずつネタを作ってますね。。

渡辺:3ヶ月に2回とかだよね。

シショウ:その状況で、だーりんずが単独ライブやるとしんどいもんね。機械オンチだし。

松本:あと、ファンが本当にいない。

シショウ:今は来るんじゃないか?りんすにマウント取りたいやつがいっぱいいるから(笑)。

小田:しっぽ掴みに来るわけよ(笑)。

松本:アンケートで「あざとい」って書かれたことあるしな(笑)。

ーキャプテンさんは単独をやられるというところで、心境としてはどんなお気持ちですか?

渡辺:僕も恐怖感の方が強いかもしれないですね。単純に集客もそうですし、内容に関しても、サボろうと思ったらいくらでもサボれるから。自分にちゃんと厳しくできるのだろうかみたいな感じはありますね。

シショウ:俺も毎日動画やったり、単独ライブのときは考えるんだけど、あー俺今サボってるなっていう日もあるのよ。キャプテンは、それよりサボってるよ。

渡辺:全然サボってると思います(笑)。

シショウ:でも、人のことは本番まで分からないからね。

渡辺:まあ、そうっすね。90分1人でやるっていうのはサボってたらできないことなので。

松本:シショウは2時間くらいやられますよね?

シショウ:2時間半やね。

桐野:いつも何時間くらい寝てるんですか? 打ち上げとかで飲んでも、その後必ず編集作業をやったり、ネタを作るじゃないですか。

シショウ:まちまちやねんけど、明日早いっていうんだったら早く寝るよ、そりゃ。

松本:単独前に、徹夜詰めとかはないんですか?

シショウ:最近はないね。昔はリハーサルとか徹夜でやってたんだけど。

ーやり続けるのは、ネタを作らないと笑いの筋肉が落ちていくみたいな感じなんでしょうか?

シショウ:イチローと一緒じゃないですか? 向上委員会とか本当に豪速球が来るから、バッターボックスに立って一発で打たないといけない。見逃し三振っていうのは絶対に嫌なわけですよ。来た瞬間で打たないといけないから、日々の素振りが大事なんですよね。向上委員会とか、ドキュメンタルはメジャーリーグですからね。あと、最近は「R-1グランプリ」の審査員をやった影響か知らんけど、ネタを観てダメ出しくださいって話も増えてきて。そこらへんぐらいまで来て、初めてあーちょっと優勝してよかったなって思いましたね。優勝しても審査員を経験していない時期は、やっぱり軽く見られていたんですよ。2016年に優勝しても、5秒でネタをやってくださいっていわれたりとか。2017年に同じ事務所のアキラ100%が優勝したとき、アキラはもっと長い尺でネタをやっていたんですよ。そういう差別をされたくなかったのはありますね。ザコシはこっちの方が活きるんだよって言われればそれまでやけど、10秒よりも3分でやりたいから、芸人ってね。単独ライブってそれを自由にできるじゃないですか。長いネタをやったり、短いネタをやったりとか、そういうのができるから、それはいいチャンスとして捉えた方がいいと思います。



―桐野さんは今日のお話を受けてどうですか?

桐野:ずっと耳は痛いんですけども……。

シショウ:アロンアルファとか入れたの?

桐野:いや、別に聴こえてます。

シショウ:痛いの?

桐野:いやいやいや、長年の蓄積がありますから、耳が痛いだけなら耐えられてしまうという。

渡辺:耐性がついていると(笑)。この程度ではもう動かない。

小田:何年動かなかったと思ってるんだよ! (笑)。

Rolling Stone Japan 編集部

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