BAND-MAIDが踏み出した世界征服第2章、コロナ禍を経て完成させた新作EPを語る

BAND-MAID(Photo by Yuuki Ohashi)

BAND-MAIDが、新作EP『Unleash』を2022年9月21日にリリースした。バンド史上初の試みとなるインスト曲「from now on」で幕を開ける本作。奇しくもコロナ禍によって制作の時間ができたことにより、彼女たちが作りたいものや、この期間だからこそ影響を受けたものをもとに作り出した充実のEPとなっている。

8月14日には千葉・幕張メッセで開催された「DOWNLOAD JAPAN 2022」へ日本人アーティストとして唯一出演を果たし、10月からは全米ツアー「BAND-MAID US TOUR 2022」の単独開催、来年2023年1月9日(月・祝)にはバンド史上最大規模の東京ガーデンシアターでのお給仕(単独公演)も控えるなど、ここから怒涛の活動をリスタートさせるBAND-MAIDの5人にEP『Unleash』について話を聞いた。

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ー前回2019年に取材させていただいた際、メンバー間でデータのやり取りをする環境が整って楽曲制作のスピードがあがったとお話されていましたが、コロナ禍において楽曲制作の環境になにか変化はありましたか?

SAIKI:前回の取材でお話したように、データでやり取りできる基盤は作っていたので、コロナ禍に入って本格的に会えない状況の中、メンバーで機材もグレードアップして、さらに制作環境を整えたというのはありますね。

ー機材のグレードアップというのは、どういうものを変えたんでしょう?

SAIKI:私はマイクとパソコンを変えて、インターフェースを買ったりしました。コロナ禍になって悲しかったんですけど、制作面で基盤ができていたので、その点ではホッとしました。止まらずに、どんどん曲を作ることができたので。

小鳩:コロナ禍前まで、ツアーに追われながらだったりバタバタと日々が過ぎていく感じで、余裕を持って楽曲を作ることが厳しかったんですっぽ。コロナ禍期間は曲作りの幅が広がったり、余裕を持って作ったりできるようにはなりましたっぽ。

Rolling Stone Japan 編集部

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