BAND-MAIDが踏み出した世界征服第2章、コロナ禍を経て完成させた新作EPを語る

ーまさに解放を意味する「Unleash!!!!!」という曲は、そうして生まれたんですね。

SAIKI:小鳩から表題となるような言葉を決めたいって言われたとき、「ここから抜け出したいんだよ、私は!」みたいなことをずっと言っていて(笑)。水中に潜ってスッゴイ息が苦しくて、深層から出てってぷはーって感じって。

一同:(笑)

SAIKI:それを歌詞にして、EPの雰囲気にしたいって言われて。

小鳩:独特の素晴らしい感性で汲み取っていただきましたっぽ(笑)。



ー2021年2月4日にファンへのサプライズ・プレゼントとして配信限定リリースされた「about Us」のアンサーソング的な意味合いもあるのかなと思ったんですけど。

SAIKI:そこは続きにしようという感じはなかったですね。「about Us」はご主人様お嬢様(ファンの呼称)に向けて「大丈夫だよ」という気持ちで出した曲だったので。

小鳩:ただ、状況的には近いっぽね。「about Us」自体が、日本武道館でようやくご主人様お嬢様たちと会って「おかえり」「ただいま」って言い合える曲にしたかったんですっぽ。コロナ禍によって結局そうすることはできなかったから、状況としては今と一緒なので、そういうところでも通ずるところは多いかなとは思いますっぽ。

SAIKI:より気持ちが強まった感じはあるよね。ただ「Unleash!!!!!」は、優しさよりも我慢できない!って感じ(笑)。

小鳩:「about Us」は優しさだもんね。結構心に余裕がある。

SAIKI:「about Us」は「大丈夫だよ、私達。元気だよ、みんなも元気でね」みたいな感じだったんですけど、「Unleash!!!!!」はもう我慢ならん!って。

Rolling Stone Japan 編集部

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