all at onceが語る、真逆な2人がボーカリストとして大切にしているもの

ー3曲目の「Take mo’ Chance」は、一転してポップでファンキーな曲です。以前にお話を伺った際には、バラードを届けたいとお話していらっしゃいましたが、こういう曲は歌ってみていかがでしたか?

ITSUKI:実はこの曲は、事務所に入ってから最初に録った楽曲なんです。どういうノり方でどういう声を届けていきたいのか、たくさん考えながらレコーディングしていました。僕自身はコーラスの量がとても多いので、どういう声質でコーラスを合わせていこう、どういうタイム感がNARITOに合うだろうと考えながら歌った曲で、やりがいがありました。やることがたくさんある分、アプローチをこう変えたら面白いだろうな、というアイデアもどんどん生まれて楽しかったです。

ー自分のアプローチも盛り込めるというのはバラードよりもアップテンポな方がやりやすいんですか?

ITSUKI:僕自身、R&Bとかファンクを聴き続けてきたので、こういう楽曲が好きというのが大きいと思います。ずっと歌ってきた分引き出しが多くて、やりやすかったのかなと思います。

NARITO:僕は難しいことは考えずに、自分の気持ちをまっすぐ歌おうと思っていました。そのときにしか出せない真っ直ぐさ、愚直さがとても込められている曲だと思うんです。そこは注目してほしい部分です。

ー4曲目「雨上がり架かる虹」は、歌ってみてどうですか?

ITSUKI:今回のEPでは、この曲が一番リズムを細かく意識していますね。さらっと聴ける爽やかな楽曲にはなっていますし、声質も実際に真っ直ぐで爽やかにしているのですが、ロングトーンを止めるタイミング、フェイクを入れ始めるタイミングから止めるタイミングまで、ディレクターさんと細かく考えながら詰め込んだ楽曲です。

Rolling Stone Japan 編集部

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