all at onceが語る、真逆な2人がボーカリストとして大切にしているもの



ーお話を伺っていると、ITSUKIさんは歌のディレクションなどとてもストイックに臨まれている感じがしますね。


ITSUKI:とてもストイックだと思います。NARITOにもいつも注文を言っていますし(笑)。基本的に僕たちのレコーディングは僕がコーラスを担当することが多いので、主旋律をメインに歌うNARITOの歌を先に録る方が曲のまとまりが良くなるんです。NARITOの真っ直ぐでいい声が僕たちの武器になっているし、声が武器と言うからには一番いいものを届けたいので、そこに対してとてもストイックです。

NARITO: ITSUKIは僕の倍以上の音楽経験がありますし、教えてもらう部分も多いし、僕から訊くことも多いんです。レコーディングの時も、all at onceとして悪いところがあったらすぐに教えてもらおうっていつも二人で話しているんです。

ITSUKI:でも僕らはとてもバランスが良いと思っています。僕は一曲に対する細かいところまで見ちゃうんですよ。でも、逆にNARITOは大きく楽曲を見てアイディアをくれるので、とてもありがたいです。

ー好きな音楽から、曲との向き合い方までも対になっていてバランスが取れているんですね。二人の出会いは、音楽学校でITSUKIさんがNARITOさんに声をかけたところから始まったそうですが、そういうバランスも考えて誘ったのでしょうか?

ITSUKI:全然考えていなかったです。学校のイベントに出るときに、目の前にたまたまいて声をかけただけで、性格とかどんな音楽が好きかも知らなかったです(笑)。僕は論理的に物事を進める方なのですが、一緒にやっていこうって決めたことだけは直感で。最初に二人で声を合わせた瞬間に、直感的に二人でやる方が大きいステージに立てると思いました。

Rolling Stone Japan 編集部

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