西岡恭蔵と細野晴臣の関係性、ノンフィクション作家・中部博とたどる

Moroc / 西岡恭蔵

中部:これも細野さんの持っていたデジタルサウンドがちょうどよくミックスされている感じがして、西岡さんのぴったりのサウンド、望んだサウンドができた感じがしますよね。

田家:YMOまではいかない感じがありますもんね。

中部:それで西岡さんらしいんですよ。

田家:『Yoh-Sollo』はスペイン、地中海、モロッコ、バリ島で曲が作られたアルバムではあるのですが、中部さんの本の中にこういう小見出しがありまして、「『Yoh-Sollo』に満ちた愛」。

中部:ファンのみなさんもとっくに知っていることなんだけど、いちゃついているくらい仲の良いKUROさんと恋の歌ばかりですよ。見つめ合って曲を作っているんじゃないかというぐらい、まさかそんなことをしてないんだろうけども、聞いているとちょっといい加減にしてくれってくらい愛し合っている感じ。本当に愛に満ちているんです、アルバム自体が。だから絶頂期だったと思います。あらゆる意味で。

田家:『Yoh-Sollo』の話は来週も登場します。来週はこのお2人の話をお聞かせください。ありがとうございました。

中部:どうもありがとうございました。

Rolling Stone Japan 編集部

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