Broken Kangarooが語る、“架空のサントラ”からスタートした生きるための音楽制作

―「Ocean」は、「水平線」とはまったく違うタイプの曲で、洋楽のメロウヒップホップを聴いているような感覚で聴けました。ヒップホップは、DTMで曲作りを始めてから意識するようになったんですか。

僕が中学のときはEDM、高校のときはヒップホップみたいな感じで世界の音楽が動いていて、自分の音楽にもヒップホップの要素を取り入れたいと思っていたので、それがDTMで曲作りを始めるときと自然に重なったんです。EDMにしてもトラップにしても、DTMで再現しながら学んでいくのが楽しくて、自然にロックと融合していった感じです。サブスクが「聴ける音楽が広がった瞬間」で、DTMが「作れる音楽が広がった瞬間」でした。

―「Ocean」ではMVも手掛けていますね。

「Ocean」はトラックやプロデュースは全体的に僕がやって、歌唱だけDaimeiにやってもらいました。曲を作っているときから、映像のイメージが出てきて「こんなMVにしてやろう」って妄想していて。脳内で音楽と同時に映像を作っている感じです。家で映画を観ていても、曲が頭に浮かんだら、すぐに走ってPCの前に行って作ったりとか、電車に乗っていてもアイディアが出てきたら関係ない駅で降りて録音したりします。

Rolling Stone Japan 編集部

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