岡村靖幸の名盤『家庭教師』、当時のプロモーターが背景を語る



田家:音いいっすね(笑)。ちょっとびっくりしました。

福田:そう言っていただければ何よりです。

田家:「21世紀の家庭教師」というキャッチフレーズで特設サイトができておりまして、福田さんはそこで講師として登場されて当時の思い出もお書きになっています。この「どぉなっちゃってんだよ」を当時、マスタリングの時にイントロで背筋がゾクッとして感動で足が震えた。そういう感じでした?

福田:はい。たしか何曲かまとめて聴いたと思うんですけど、とにかく想像もしなかった音がまず出てきたので、びっくりしたというか。冷静に聴ける状態ではなかったですね。

田家:なんだこの音楽は!? みたいな感じ?

福田:そうです。「これが出てきたか……」みたいな。本当に想像しなかったです。イントロも。

田家:あらためて、今回のアナログ盤でお聴きになってどうですか?

福田:やっぱり進化していると言うとあれですけど、岡村くんの音作りってどういう形になっても他には比べものにならないくらい音が重なっていたり、緻密な作り方をしていたりするので、これはデジタルだろうがアナログだろうが変わらないというか。あらためて岡村くんの音作りの才能を感じますね。

Rolling Stone Japan 編集部

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